【H×H】幸福と不幸Ⅶ【キルア】 (ページ39)

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324話ページ39

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ゴン…私は貴方を失いたくない…
30日が過ぎた今、ゴンは念を使えるようになった

だから守らなくていいだなんてこと、あるわけない

過去に縛られ続けていた私を救ってくれた、大切な人

大丈夫……私が守るから
今度こそ…

ゴン「…A」

『ん？どうしたの？』

ゴン「あ、いや…何でもない」

絶対に…‼‼

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私達とゴンは別れ、別の道を歩いていた。
そしてたくさんの人達が拘束されている村で、呼びかけをしていた。

『デイーゴはすでに失脚しました‼』

キルア「他の村や町も洗脳された兵士が国民を殺し回っているんだ‼」

私達は、操られている人を倒しながら大声を出す。
なるべく早く終わらせなきゃ…‼

『すぐに他の地区の人達にも知らせてください‼

早くしないと親戚友人が皆死にますよ‼‼』

倒す、伝える…を何度も繰り返し、煽動する。

ここから一番近い町は2時の方向…
次が8時…10時…

キルア「40km先のタバ市まで行こう」

『了解』

慎重に、絶対に見つからないように…‼
森を走り抜けるが、私達が向かう先には嫌なオーラがムンムンと漂っていた。

キルア「やっぱこっちはやめだ」

『あっちから行こう‼』

私達は再び走りだすと、放送が鳴り響いた。

《こんばんは、愛する同胞の諸君
デイーゴである‼

たった今から東ゴルトー全域に戒厳令を発令する‼

不穏分子による反逆行為が発覚し、これを取り締まるものである‼

許可なく外出している者は反逆分子と見做し処分する‼‼》

キ「『…ふん、上等だ』」

戦車だろうが戦闘機だろうが

全部止めてやる…‼