【H×H】幸福と不幸Ⅶ【キルア】 (ページ30)

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315話ページ30

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ドガッ‼‼‼

『キルアっ‼‼』

私は殴り飛ばされたキルアの方へ駆け寄る。

キルア「……ッ

っ……ぐ」

苦しみ悶えるキルアを見て、鳥男は口を大きく開けて笑った。

「ひゃははは‼ビビり過ぎだってお前‼ハァ⁉

一歩も動けねェじゃねーかよ
腰抜けたか⁉

あひゃひゃひゃ」

バキッ‼‼‼

「……あァん？」

私は鳥男の背中に蹴りを入れ、睨む。

「………その顔、気にくわねェな

ぶっ潰してやるよ‼‼」

そう言って私に飛びかかってくる鳥男。
私はその攻撃をかわし、背後に回り攻撃を仕掛けるが、避けられてしまう。

ドゴッ‼‼‼

『ぐッ…‼‼』

私は頭を殴られ、そのまま地面に倒れる。

「こんなんでやられてんなよ‼‼
もっと俺を楽しませろって‼‼

あひゃひゃひゃ‼」

バゴッ‼‼

バキッ‼‼

『っく…ぅ』

私自身も鳥男を怖がっているのか、体が動かない。
私はナイフを取り出し、自分の足を刺した。

『…っ』

そしてフラフラと立ち上がり、鳥男に攻撃を仕掛ける。

「バカなのかお前‼‼自分の足刺すから動き遅くなってんじゃねェか‼」

『うるさ((がッ…‼‼』

首を鷲掴みされ、そのまま持ち上げられる。

キルア「クソ…クソッ‼‼」

キルアは鳥男の手に攻撃を食らわすが、ピクリともしない。

キルア「やめろ‼Aを離せ‼‼」

ドガッ‼‼‼

鳥男はキルアを思いっ切り蹴り、遠くへ飛ばす。

ギリギリ…

『ぐッ…が、ァ…っ』

「嬢ちゃん、可愛いお顔が涙でぐちゃぐちゃでちゅよ～？

ひゃはははは‼‼」

鳥男は手の力をどんどん強くし、私の目からは涙が溢れ出る。

意識が朦朧とし、視界がボヤける。