【H×H】幸福と不幸Ⅶ【キルア】 (ページ29)

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314話ページ29

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その後も色々な場所へ行くゴン達を尾行する私とキルア。

てか私達何やってんだろ…
これじゃまるで私達の方がストーカーじゃん…

いやいや、私達はゴンを守らなきゃいけないんだ

敵はいつどこで現れるか分からないんだ…！

2人が森の中へ入っていったので、私達もそれを追う。

……この気配は…

『キルア』

キルア「ああ。……いる」

おそらく兵隊蟻のオーラ
近くはない…けど、決して離れてもいない

『2人に知らせる？』

キルア「いや、今の2人に教えたところでどうにもならない」

あ、そっか
ゴンは念能力を使えないし、パームはデートを邪魔されたら100%怒る…

『…「±0」』

キルア「戦う気か？」

『いや、念の為』

私達は気配がある方へと走る。
その気配はどんどん強くなっていき、こちらへ向かってきているのが分かった。

「おお～～～」

キ「『‼』」

私達は声のする方を見る。

「人間の臭いがすると思って追ってみりゃ

覚えてるぜ

お前ら、あの時のガキだろ」

鳥男…‼

私達は戦闘体制に入り、鳥男を睨む。

「不運だと観念するんだな

これからお前らが味わうのは地獄の苦痛‼
…だが永遠に続くわけじゃねェ

もう1匹の居処を吐けばなるべく早く楽にしてやる

ま…そう遠くにはいねェだろ？
お前らの連れだろ？アイツ」

風上に回って誘導…2人からは相当引き離した
最低条件はクリア……けど

「まぁ俺は吐こうが黙ろうが構わねェ
お前らの生首でも振り回しながら大声で探すさ

そうすりゃあっちの方から寄ってくるだろ

それが人間ってモンなんだろ？」

私達がこいつを倒さなきゃ…意味がない‼

キルア「……」

『…キルア？』

「ふはっ

ふははははは！それ！それそれそれ！

そのビビってる感じ！いーねェ‼

やべぇ俄然殺る気出てきた
グチャングチョンにしてやるよ」

キルア「うぁあああ‼‼」