【H×H】幸福と不幸Ⅶ【キルア】 (ページ13)

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300話ページ13

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ズイッ

ゴン「その顔、絶対なんかあったでしょ！
お見通しなんだからね‼」

『ホントダヨ』←

ゴン「…そんなに俺達にも言えない事なの…？」

クーンと、犬のように目をウルウルさせて落ち込むゴン。

『ちょ、キルア…どうすれ

ば…』

キルアは仁王立ちしながら私を見下ろし、目をギラリと光らせながら口を開いた。

キルア「全て吐け」

『いやいやいや何でぇ‼⁉助けてよ⁉』←

前は2人に詰め寄られている為逃げ場がなく、後ろは壁という最悪な状況。

『あばばばば……』

パーム「できたわよ…」

「「‼⁉;;」」

2人の背後にいつのまにか立っていたパームがそう言うと、2人は肩をビクッと跳ね上がらせた。

『よ、よぉし！ご飯食べよー！;;;』

冷や汗をかきながらご飯の前に座る私。

後ろから視線感じるけど気にしナーイ！((←

パーム「召し上がれ…」

『「いただきまーす！」』

食べ物を口の中に運びながらふとキルアの方を見ると、心配そうに私を見ていた。

あれは本気で私を心配してくれてる顔だ…

そんな重い事じゃないんだけどな～、と少しの罪悪感を感じながら水を飲んだ。

パーム「…どうかしら……？」

ガツガツとご飯を食べているゴンにそう問うパーム。

ゴン「うん、すごく美味しいよ！」

パーム「違うわよ…あと10日でしょ……？

見たところナックルに本気を出させるための基礎能力向上修行でさえ、
3分の2程しか進んでないようだけど…？」

ゴン「え？そうなのビスケ？」

ビスケはその問いに答えず、お茶を啜りながら冷や汗をかいた。

ゴン「でも大丈夫！絶対勝つから
期間以内に」

パーム「なんでそんなことが言えるの？
状況は一向に良くなってないのに…」

グチグチとゴンに喋っているパームを見て、私達は思った。

キルア(これさえなけりゃ…)

(本当に本当に…)

ビスケ(美味しいご飯なんだけどね～…)