【H×H】幸福と不幸Ⅶ【キルア】 (ページ33)

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318話ページ33

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ゴン「だめだよキルア
こんなことしたら後でもっと怒られちゃうよ」

キルア「あ⁉このままバックレて会わねーに決まってんだろ

ナックルには連絡しといてさ、カイトとの再会は別の場所にすりゃいーんだよ」

ゴン「やっぱり俺戻るよ」

『いやゴン⁉脳腐ってんの？大丈夫⁉』←

戻ったらリンチか焼かれるか煮られるか殺されるかのどれかだよ‼⁉‼←

キルア「忘れたのかよ、お前は今全然念を使えねーんだからな！

あの女がバトルタイプじゃないからって油断してると背後からブッスリ刺されんぞ‼」

ゴン「ははは、そんなことされないってば」

キルア「あ"ーーーっ

おまっさっき俺あいつにっっ包丁で！おまっ
あり得ねこいつっ‼」

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ピシッ、ピシッという音がするシュートのカゴの中に、カイトがいるらしい。

シュートがカゴを開けると、その中から小さなカイトが出てきた。

シュート「"暗い宿(ホテル・ラフレシア)"

ある一定以上のダメージを敵に与えると、そいつをここに閉じ込めることができる

全身でも、一部でも」

キルアの左顔面が無くなったのはこれか…

シュート「カゴから出ると元の大きさに戻る
用心してくれ

念は使えないが…それでも手強い」

ズズズ…

どんどん大きくなっていくカイトの体。
元の大きさに戻ってくると、その場にしゃがみ込んだ。

そして、顔を上げる。

『「「…‼‼」」』

カイトの片方の目は何処かを向いていて、もう片方は私達の方を向いており、顔のあちこちには傷があった。

ナックル「おそらく…兵隊蟻の訓練に利用されていたんだと思う

近づく奴を機械的に攻撃してくる」

そんな…

私とキルアはゴンの方に目を移す。

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ゴン「カイト、もう大丈夫」

ゴンはカイトの方へ歩き出す。

ゴン「大丈夫だよ」

ドッ‼‼‼

カイトがゴンを殴ると、ゴンは哀しげな顔をして口を開いた。

ゴン「あの時以来だね。カイトに殴られるの

あれは痛かったなぁ」

ゴンは再びカイトに近づき、殴られる。
ナックルはそれを繰り返しているゴンから目を逸らした。