267話 ページ29
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キルア「さーーて、A」
『んー？』
私は階段の手すりの所に座り、足をブラブラさせる。
キルア「何かあったろ」
『‼……キルアにはお見通しだね』
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ビスケには場所を移動してもらい、私とキルアの2人きりで階段に座る。
私はゴンがゲンスルーと戦っている時に思った事をキルアに話し、眉を顰めた。
『なんか…悔しいな
ここまで来たのに、未だに私が弱虫だったって事知っちゃうとさー』
そう自嘲的に笑って、スカートを握りしめる。
キルア「んー、取り敢えずこっち向いて」
キルアにそう言われ、大人しくそちらの方を向くと
バッチーーン‼‼
『痛ッたぁぁーー‼⁉』
私はデコピンされた額を手で覆い、涙目でキルアを睨む。
キルア「バカかお前は‼
なんでそうやってすぐマイナス思考になんだよ‼」
『バっ…‼
で、でも、ビスケが私に重要な役割を担わせてくれなかったのは私が役立たずだから…‼』
キルア「違えよ‼逆だ逆‼
ビスケはお前が役に立つからゴンのサポート役にしたんだって‼」
『は、え？…ん？』←
キルアは頭をワシワシとかいて口を開いた。
キルア「あの場でのゴンの状況は、サポート無しじゃ死だって考えられた
ゴンは近距離戦闘でゲンスルーと戦うだろ？
だからゲンスルーは体全体に神経を研ぎ澄ませて、次に来る攻撃に備えていた
だから俺やビスケがどのタイミングでゲンスルーを攻撃したって、その俺らの僅かなオーラを感じ取って反撃される可能性があった
でもAだけは違ったんだ
お前は放出系、つまり遠距離攻撃を得意とする
だから攻撃の際ゲンスルーにオーラを感じ取られる心配も無いし、俺達の中の誰よりも確実にゲンスルーを攻撃できる可能性があった」
『あ、そっか…』
キルア「そゆこと。
てかお前さっき、"ゴンがやられてる時に飛び出して行かなかったから自分は弱虫だ"とか言ってたけど
それ、ふつーに作戦無視しちゃってるじゃん」
『……あっ』←
私は冷や汗をかきながら苦笑いをして、「テヘペロ」と言う。
するとキルアは深い溜息を吐き、突然ニヤッとしたかと思えば私の後頭部に手を添えた。
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きぃ - ありがとうございます！ (2019年3月27日 7時) (
レス) id: 6e365f857a (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - きぃさん» G.I編が終わるまではめちゃくちゃシリアス…って感じのは入れられないと思いますが、出来るだけ少しでもシリアスを入れられるよう頑張ります！ (2019年3月26日 19時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
きぃ - もっと・・・その・・・シリアスお願いします！！ (2019年3月26日 17時) (レス) id: 6e365f857a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年3月24日 1時
