252話 ページ14
.
ツェズゲラ「見ろっ、もう痛み以外の感覚すらあるまい‼」
キルア「……やれるさ
もう1球くらいなら大丈夫だよ
ゴン！俺やれるからな‼」
ツェズゲラ「無理だ‼ゴン‼お前からも言ってやれ‼」
『キルア、ダメ…私がやる』
キルア「けどお前、まだ…‼」
キルアには気付かれていたらしく、心配そうに私の腹を見るキルア。
ゴン「俺…分かってたんだ
キルアの手のこと、分かってた
ツェズゲラさん、悪いけど俺外野には行かない。
球は、キルアかAが持っててくれないと
キルアかAじゃなきゃ、ダメなんだ‼」
私とキルアはそう言うゴンを目を大きく見開きながら見つめる。
ゴン「ビスケでもヒソカでも、多分俺思いっきり撃てない
何も考えず球に集中して全力をぶつけることができるのは
キルアが球を持っていてくれるからなんだ
Aはまだお腹の怪我が治ってない
今だって、立ってるのがやっと
そうでしょ？A」
…なんだ、ゴンにもお見通しだったのか
全くゴンの言う通りで、立っているだけでフラフラと体が揺れ、その度に腹が激痛に襲われる。
『……ははは、…うん、そうだよ』
私はその場に座り込み、ツェズゲラとキルアを見る。
キルア「へへ…
さー、分かったろオッチャン
戻って休んでな」
キルアとゴンは再びコート内へ入り、私は立ち上がって壁に寄りかかり、再び座る。
ツェズゲラ「お前は寝てろ。
全く、どいつもこいつも無茶ばっかり…」
『ガキなんでね！
それに寝なくても自然と治りますよ』
私がそう言うとツェズゲラは首を傾げる。
『私には生まれつき能力があるんです
「±0」…内容はその名の通り』
ツェズゲラ「…お前が怪我を負ったら、それを0に…つまり元通りの体に戻るってことか？」
私は頷き口を開く。
『まぁランダムなんですけどね。そのマイナスに対するプラスは
ただそのプラスの大きさはマイナスと同じになるので、私が怪我をすると大抵その怪我は治ります
けど…私はこの能力、嫌いなんです』
ツェズゲラは目を大きく見開き、「何故だ？」と私に問う。
『この能力は、気味が悪くて…それでいて、恐ろしいから
死んでも、生き返る…
それがこの能力の恐ろしいところ』
ツェズゲラ「‼⁉」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 103人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きぃ - ありがとうございます！ (2019年3月27日 7時) (
レス) id: 6e365f857a (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - きぃさん» G.I編が終わるまではめちゃくちゃシリアス…って感じのは入れられないと思いますが、出来るだけ少しでもシリアスを入れられるよう頑張ります！ (2019年3月26日 19時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
きぃ - もっと・・・その・・・シリアスお願いします！！ (2019年3月26日 17時) (レス) id: 6e365f857a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年3月24日 1時
