251話 ページ13
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ビスケとヒソカがそのボールを避け、私も素早く避ける。
『…⁉』
が、そのボールをキャッチしたのは私と近距離にいる5。
キルア「A‼」
ヤバイ…‼そう思い咄嗟に堅で腕80、全体20にし、その腕を顔に持って行く。
そのボールが私の顔面に向けられていたからだ。
『ガハッ‼‼‼』
だが5は素早くボールの行き先を私の腹に変え、それは見事にクリーンヒットした。
私は咄嗟にボールをノーバンでキャッチし、腹を抱えて苦しみもがく。
レイザー「ほォ…やるねェ」
キルア「A‼おい、大丈夫か‼⁉」
『あ、はは……なん…とか』
私は立ち上がり、ボールをキルアに渡す。
『…ッ』
バタッ
直後、私はフラッとしてその場で倒れた。
意識が薄れていく中、キルアとビスケの私の名を叫ぶ声が聞こえた。
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パチッ
『ん…』
「‼大丈夫か⁉」
私が目覚めた瞬間、真上から男の声がした。
その人は心配そうに私の顔を覗き込む。
「どこか痛いところは？」
『んー…大丈夫』
…本当はボールをぶつけられた時から何も変わっていない。
今も私の腹は悲鳴をあげ、激痛が私を襲っていた。
私がふとキルアとゴンの方を見ると、ツェズゲラと何かを話していた。
私は近づき、会話を聞く。
ツェズゲラ「キルアの両手はもうボロボロのはずだ
とてもしっかりとボールをおさえていられる状態じゃないだろう
俺がボールを持つから外野からレイザーを仕留めるんだ
それしか勝つ方法はない…‼」
私はそのツェズゲラの話を聞いて、キルアの両手に目線を移す。
キルアは両手をポケットの中に入れて、怪我を隠しているようだった。
キルア「それじゃ逃げたことになる」
ツェズゲラ「なっ、もうそんなこと言ってる場合じゃないだろ⁉…ゴホッ、ゲホッ」
ツェズゲラは大声を出した後前に屈み、咳をする。
キルア「無理すんなよオッチャン
俺ならヘーキ、オッチャンが思ってる程痛んじゃいないぜ」
私はその言葉を聞いて、キルアの元へ歩く。
ツェズゲラ「…なら両手を見せてみろ」
キルア「大丈夫だって」
グイッ
私はキルアの腕を掴み、そのまま横へ引く。
キルア「A⁉お前、大丈夫なのかよ」
『キルアこそ……
その手』
私はキルアの紫色に腫れた手に目線を移し、そう言った。
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きぃ - ありがとうございます！ (2019年3月27日 7時) (
レス) id: 6e365f857a (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - きぃさん» G.I編が終わるまではめちゃくちゃシリアス…って感じのは入れられないと思いますが、出来るだけ少しでもシリアスを入れられるよう頑張ります！ (2019年3月26日 19時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
きぃ - もっと・・・その・・・シリアスお願いします！！ (2019年3月26日 17時) (レス) id: 6e365f857a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年3月24日 1時
