137話 ページ44
クラピカを血眼で探しているのだって、仲間であるウボォーがクラピカに殺されてしまったから。
私は見てしまった。
ノブナガが1人で泣いている所を。
ノブナガはウボォーとは長い付き合いらしく、ウボォーの事を楽しそうな顔で話してくれた。
クラピカを苦しめた人達だけど、
仲間想いで絆が深く、私に優しく接してくれた幻影旅団
そして……私の大事な友達、クラピカ
どちらの味方をすれば良いのか、ハッキリとした答えがあるのに悩んでしまう私は最低だ。
クラピカの味方でいたい
けれど、幻影旅団の優しさに触れてしまった私の心は未だに揺れていた。
友達を裏切らないって決めたのに…
何故だかパク達の気持ちも分かってしまう自分がいる
私の目からは、自然と涙が溢れ出ていた。
それは止まる事なく頰を伝い、地面に落ちる。
キルア「ほら、早く行くぞー」
ゴン「A?」
クラピカの味方であるゴンとキルアは、今の私の気持ちを知ったら幻滅するかな。
それとも前みたいに受け入れてくれる?
キルア「何で泣いてんだよ。そんなにアイツらが怖かったか?」
私の涙を拭い、優しく微笑み掛けてくれるキルア
ゴン「大丈夫だよ!俺達がAを守ってあげるから!」
私の頭を撫で、安心させようとしてくれるゴン
『……うん、ありがと』
いや…迷う必要はない
私はクラピカの味方
幻影旅団の優しさに騙されてはいけない。
アイツらは最低な人間なんだから
.
『本当に、最低なのは…』
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しゃーぺん@彩(プロフ) - バナナさん» ありがとうございます😭😭嬉しいです!! (2022年2月4日 19時) (レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ - 大好きでっすぅぅ! (2022年2月4日 18時) (レス) @page48 id: 74d67c033b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃーぺん@彩 | 作成日時:2019年2月16日 17時