【H×H】幸福と不幸Ⅲ【キルア】 (ページ34)

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127話ページ34

ゴン「うわー！早朝なのにすっごい人だよ！」

「どっか見てみよーよ」とゴンが周りを見渡す。

『それより…2人とも、何ジェニー集まったの？』

ゴン「俺は543万になったよ！」

『所持金が？』

ゴン「うん！」

『アホか』

バシッ、とゴンの肩を叩く。

『はぁ～…キルアは？』

私がそう問うとキルアが「ヴッ」と声を漏らし、そっぽを向く。

『…所持金は』

キルア「最初は…2億86万だったんだぜ？」

『ふ～ん、すごいね！

……で、今は？』

キルア「……0デス」

『^ ^』(殺気

私はキルアに笑顔を向けて、殺気を放つ。

キルア「そっ、そういうお前は何ジェニーだよ⁉;;」

『所持金10億542万だけど？』

「「10億⁉」」

2人は驚き、声を揃えてそう言う。

『1622万から10億1085万まで集められたのはいいけど…

グリードアイランドの最低落札価格89億
私達の所持金10億

最低でもあと79億集めないといけないわけだけど、どうする？』

私は2人の方を見てそう言うと、2人の頭から湯気が出ていた。

キルア「計算が追いつかねえ…何でお前そんな早く計算できんだよ…」

ゴン「542万×3人で1500じゃないの？？」←

『どうしてそうなった？』←

…って、そうじゃなくて。
残りの79億をどうやって集めるか…

うーん、と私は頭を捻らせる。

ゴン「とにかく勝負は俺の勝ち！一つ俺の言うこと聞いてもらうからね！」

キルア「へーいへい」

『…あ、そういえばレオリオとクラピカは？』

ゴン「レオリオは午後に着くって

クラピカは昨日からもう来てるらしいけど、仕事中だから時間とれないかもってさ」

『そっかー…大変だね、クラピカ』

ゴン「もし空いたら連絡くれるって！」

キルア「おっけ、んじゃ電源オンにしといて…」

キルアは自分の携帯を取り出し、電源をオンにする。

キルア「_______って、お前らもケータイ買えよ‼

ハンターの必需品だろが‼」

ゴ「『あ、そーだった』」

今お金使っていいのか…？
だがそんな疑問よりも"携帯"という物を買ってみたいという好奇心が勝ってしまい、私達は早速携帯売り場へ向かった。