【H×H】幸福と不幸Ⅲ【キルア】 (ページ32)

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125話ページ32

とにかく、私もお金を集めなきゃだよね？
でもどうやって……

「おーい！そこのお嬢ちゃーん！

そこの君だよ！君！」

1人のオジサンが私を指差して言う。

『え？私？』

「そうそう！君、お金に困ってないかい？」

何故分かった？この人怪しいんだけど

『……まあ』

「だよねー‼そんな君に少しお願いがあるんだ！」

私はオジサンに腕を引っ張られ、ある店の前へ連れて来られた。

「おーい！いい看板娘を見つけたぞー‼」

オジサンがそう叫ぶと、ドタドタとこちらに向かって走ってくる音が聞こえてそちらを見る。

「ほんとに⁉

まあ～‼何この子可愛いわ‼」

そこには美人なお姉さんが立っていた。

『え？あ、ありがとうございます？』

すると突然お姉さんが私の腕を引っ張り、私は更衣室へと連行される。

ガバッ‼

『ひゃあ⁉』

お姉さんに私の服を無理矢理脱がせられ、思わず叫ぶ。

「イイ看板娘にしてあげるわね～…‼ふふふ‼」

『ぎゃーーー‼⁉』

.

.

『うぅ……何なんですか、ほんと…』

「可愛い！！可愛いわ貴方‼‼」

私は"バニーガール"の服を着させられ、赤面していた。

鼻血を出しながら倒れるお姉さんをオジサンが支え私に向き直る。

「実はお願いがあるんだ。

この店の看板娘をやってほしい‼‼」←

『は‼‼⁉』

いきなり意味不明なことを言い出したオジサンに困惑する私。

『いきなりですか⁉それに私になんのメリットが…』

「お金が必要なんだろう？」

オジサンがそう言った途端、私の目はギラリと光った。

『………

ギャラは』←

「何ジェニーでも」

『じゃあ80億』

「それは無理」←

オジサンは顎に指を添え、考え込む。

「10億でどうだい？」

10億…まあ貰えないよりは…

『うーん……まあいいや。分かったよ

てか、看板娘ってな((「んじゃ頑張ってね！」』

お姉さんは私に看板を押し付け、私を外に出した。

『待って待って⁉この格好で外に出るとか聞いてないんだけど⁉』

周りから多数の視線が感じる中、閉められた店のドアを叩く。

『何でこうなったーー‼⁉』

私は1人、店の前で叫んでいた。