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『あとそれ、反則じゃないし』
私は白髪のスケボーを指差してそう言った。
ゴン「そうだよ!
試験官は付いて来いって言っただけだもんね!」
基本的に持ち込み可能だしね、この試験。
「キミ、いくつ?」
白髪は釣竿の方にスケボーを滑らせ、そう聞いた。
ゴン「12才!」
「へぇ…(同い年ね…)
アンタは?」
はぁ、仲良しごっこはもう終わりにしようよ…
『12
そっちは?』
ここは聞き返すのが常識だろうと思い、白髪の年齢も聞いた。
「同い年だよ
やっぱ俺も走ろっと」
そう言って無駄にカッコつけた降り方をする白髪。
「俺キルア」
ゴン「俺はゴン!」
『A
よろしく、白髪』←
キルア「そろそろその呼び方やめろよ」←
…仲良くなる気なんて更々ないケド。
すると、ちょび髭がペースを上げたので私達も走るペースを上げた。
てか、金髪と白髪って髪シリーズで一緒になっちゃうな…
『クラ……
あれ』
金髪がいない…
先行ったのか、もしくは脱落したのかの二択か。
『キルア』
キルア「‼」
『白髪から改名
スケボー』
キルア「なんでだよッ‼‼」((←
普通に名前で呼べよ!と怒鳴られる。
コイツらの名前なんてすぐ忘れるし
パッと見で思い出せるあだ名…
「スケボー」しか無い。うん。
キルア「何でわざわざあだ名付けるんだよ?」
『………』
関わりたくないから、そう言ったらスケボーはどんな反応をするのか。
普通こんなに口悪いヤツと一緒になんていたくないだろう。
…そうしたら、関わらないでいてくれるのかな。
『…アンタ達と関わりたくないから』
そうしたら……貴方達は
私の側から離れていくのかな。
ルトが私の元を去った時のように。
……でも、それは違う
ルトは…ルトは。
私と関わったせいで…
私のせいで…
キルア「___おいっ!」
『‼』
その大声に驚き目を見開いて、スケボーを見る。
『な、何…』
キルア「だーかーら、
関わりたくないなら俺達と一緒に走ってないだろ」
『‼…いや、それは…
釣竿の勢いに負けて…』
キルア「1人で勝手に走ればいいじゃん
本当に関わりたくないなら、それくらい喜んでやると思うけど?」
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しゃーぺん@彩(プロフ) - ももさん» ありがとうございます!幸福と不幸に比べ、この作品は結構短めになりますので、この作品が終わり次第幸福と不幸の短編集作成を考えています!もしよければそちらの方も宜しくお願い致します! (2019年5月30日 23時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 幸福と不幸から見てます!今回の作品も本当に良くて毎日毎日楽しみにしてます!! (2019年5月30日 18時) (レス) id: ed24bd7751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃーぺん@彩 | 作成日時:2019年5月15日 23時