四十三 ページ44
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「なんでって言われてもなぁ…
俺はただ単に、ルミアナ族の高価な肌を感じたかっただけだよ
そんなに死にたいなら、この行為を済ませた後に望み通り殺してあげるよ」
恐怖
後悔
不安
三つのものが混ざり合い、絶望的な感情が私を支配する。
「…さ、お喋りはこれで終わりだ
"二人だけの思い出"を作ろう」
…………は、はは…
これもこれで、絶望的な終わり方だな…
『………』
最終的には殺してくれるんなら…いいや、この終わり方で。
これが終わったらルトにも会えるし……
"俺達が……お前の笑顔を、取り戻してみせる"
いつかキルアに言われた言葉。
『…キル…ア……』
一度貴方に、笑顔を見せたかったな
ゴンとキルアと友達になって、笑い合いたかった
でも、こんな事されたら…私はきっと壊れてしまう
他の表情さえ、失くしてしまうだろう。
でも……
最後の希望に出会えて……本当に良かった。
「いただきまぁす」
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「「Aッ‼‼‼」」
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しゃーぺん@彩(プロフ) - ももさん» ありがとうございます!幸福と不幸に比べ、この作品は結構短めになりますので、この作品が終わり次第幸福と不幸の短編集作成を考えています!もしよければそちらの方も宜しくお願い致します! (2019年5月30日 23時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 幸福と不幸から見てます!今回の作品も本当に良くて毎日毎日楽しみにしてます!! (2019年5月30日 18時) (レス) id: ed24bd7751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃーぺん@彩 | 作成日時:2019年5月15日 23時