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「「「「‼‼」」」」
ゴン「ちょ、ちょっと待ってよ!
俺まだAと旅したい‼」
執事室から出て行こうとする私を慌てて止めるゴン、クラピカ、レオリオ。
ただボーッと突っ立っているキルアは、拳を強く握りしめていた。
『ねぇ?執事さん』
ゴトー「……」
『キルアに不幸をもたらす存在なんて、要らないでしょ?』
……早く、早く私を帰らせてよ
涙が零れ落ちてしまう前に。
未だに黙っている執事から目を逸らし、再び執事室を出ようと扉に手を掛ける。
『…あ、そうだ、キルア』
私はキルアの正面に立ち、耳に口を近づけた。
…もう、会えるのがこれで最後なら。
今後一切、会えなくなるのなら。
この気持ち、伝えよう
そして、私への罰として……
一生の片想いにしよう。
_____好き
私は扉の方に走り、執事室を出た。
キルア「待っ…‼」
結局、最後まで笑顔を見せることは無かったな。
もういいや
私には、誰一人として関わって良い人なんていないもの
ルトの墓、作ろう。
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しゃーぺん@彩(プロフ) - ももさん» ありがとうございます!幸福と不幸に比べ、この作品は結構短めになりますので、この作品が終わり次第幸福と不幸の短編集作成を考えています!もしよければそちらの方も宜しくお願い致します! (2019年5月30日 23時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 幸福と不幸から見てます!今回の作品も本当に良くて毎日毎日楽しみにしてます!! (2019年5月30日 18時) (レス) id: ed24bd7751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃーぺん@彩 | 作成日時:2019年5月15日 23時