三 ページ4
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「それ飲まない方がいいよ！」
肩をトン、と叩かれた私は、今日はよく絡まれるな…と思いながら後ろを振り返った。
『！』
その姿を見て、私は少し目を見開いた。
「古くなってるよ、それ」
そこには、私と同い年ぐらいの少年が立っていた。
そして……明るいその笑顔は、どこか…
『ルト………』
「ルト？」
そう聞き返された途端、ハッと我に返った。
コイツの明るい雰囲気がどこかルトと似ていたから、ついルトの名前を口にしてしまった。
『いや、なんでもない……
…あ、性別区別不可能サンだ』
私は先程見た、金髪で特徴的な服装をしている人に視線を向けた。
「…それは私に言っているのか？」
『え？当たり前
てか一人称"私"なのに語尾は男なんだね
んで実際どっちなの？』
そう問うと、性別区別不…なんかめんどくさいし金髪でいいや。金髪は「男だ」とキッパリと言った。
『へー、オカマかと思っちゃった』←
「オイオイ、調子乗ってんじゃねーぞガキ！」
いかにも雑魚のモブキャラが言いそうな言葉を言うオッサン。
「まあまあ;;
あ、俺はゴン！キミは？」
さっきから、流星街でルトと初めて会った時の会話が頭をチラつく。
もしかしたら……この人は…
『っ…‼』
ブンブン、と首を振って考えていることを振り払う。
私が信じられるのはルトだけ…
こんなヤツのことなんて、信じてたまるか
『…A』
名前を教えたらさっさとこの場を離れよう、そう思いながら自分の名前を口にする。
ゴン「こっちはレオリオで、こっちがクラピカだよ！」
雑魚モブを指差した後に金髪を指差し、2人の名前も私に教える釣竿。
クラピカ「宜しく頼む」
レオリオ「よろしくな！」
毒舌を吐いたと言うのに、未だに笑顔で私に話しかける2人。
これじゃ、毒舌を吐く意味が……
さっさと私のことを嫌えばいいのに、そう思いながら口を開いた。
『よろしく
釣竿、雑魚モブ、金髪ね。
よし覚えた』((←
ゴン(釣竿…？)←
レオリオ(雑魚モブってもしかしなくても俺のことか…？;;)←
クラピカ(金髪…
いや、レオリオのが一番酷いな)←
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しゃーぺん@彩(プロフ) - ももさん» ありがとうございます！幸福と不幸に比べ、この作品は結構短めになりますので、この作品が終わり次第幸福と不幸の短編集作成を考えています！もしよければそちらの方も宜しくお願い致します！ (2019年5月30日 23時) (
レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 幸福と不幸から見てます！今回の作品も本当に良くて毎日毎日楽しみにしてます！！ (2019年5月30日 18時) (レス) id: ed24bd7751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年5月15日 23時
