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二十六 ページ27

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『……意外?』




クラピカの面談が終了し、ゴンが第一応接室に向かうのと同時に戻って来たクラピカにそう声を掛ける。




クラピカ「!…ああ」





開いた口が塞がってなかったからね。
あの場の中で一番クラピカが驚いていたと思う。




『ねぇ…クラピカって、クルタ族なんでしょ?』



クラピカ「何故知って…」



『キルアから聞いたよ




……あのさ、瞳関連で知ってるとは思うけど





"ルミアナ族"って知ってる?』



その言葉を口にした瞬間、クラピカが大きく目を見開いて首を縦に振った。



クラピカ「まさか……とは思ったが




Aは、ルミアナ族の生き残りか?」




私もまた首を縦に振り、口を開く。




『なんで分かったの?』



クラピカ「ルミアナ族の特徴は…確か



宝石の瞳に、脆い骨だったか


Aとその二つが一致したからだ





ルミアナ族は数年前に絶滅したと聞いたが、まさか本当に生き残りが居たとは……」





私は少し目を細める。




『生き残りは私とルト…親友だけなんだ




……私とクラピカって、似てるよね




何者かによって絶滅させられて、生き残って




今はずっと独りぼっち』




違う所と言えば、生き残った人数だ。



私はルトと生き残ったけど……


…クラピカは独りで。




クラピカ「……そうだな


私にも親友がいたよ」



『……そう…』





沈黙が流れ、私は下を俯く。





《406番


至急第一応接室へ来るように》




『あ、私だ



それじゃ』



クラピカ「ああ」









.









.









ガチャ




扉から顔を覗かせ、辺りを見渡す。




『これって……ジャポンの…』



ネテロ「和室じゃ



それにしても、ノックも「失礼します」も無いとはのう


もう少し真面目だと思っておった」




ホッホッホ、と笑うネテロ会長を真顔で見つめる。




『ハンター試験に礼儀は要らないでしょ』



ネテロ「はて、どうかの



……さ、質問に移ろう」

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しゃーぺん@彩(プロフ) - ももさん» ありがとうございます!幸福と不幸に比べ、この作品は結構短めになりますので、この作品が終わり次第幸福と不幸の短編集作成を考えています!もしよければそちらの方も宜しくお願い致します! (2019年5月30日 23時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 幸福と不幸から見てます!今回の作品も本当に良くて毎日毎日楽しみにしてます!! (2019年5月30日 18時) (レス) id: ed24bd7751 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゃーぺん@彩 | 作成日時:2019年5月15日 23時

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