十四 ページ15
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ネテロ「残った43名の諸君にあらためて挨拶しとこうかの
わしが今回のハンター試験審査委員会代表責任者のネテロである」
長々と話すネテロ会長をよそに、私は自分の髪を弄っていた。
ビーンズ「次の目的地へは、明日の朝8時に到着予定です。
こちらから連絡するまで各自自由に時間をお使いください」
え、暇←
何しよう……今日はもう寝ようかな。
私は自分の寝床を確保する為に、飛行船内を歩き回った。
ふと、飛行船の夜景が目に入った。
私は窓に近付き、その夜景を見る。
『キラキラしてる…』
まるで、宝石みたいだ。
私はルトのアマゾナイト…翡翠色を探してそこを指差し、「あ、ルトだ」と呟く。
そして私の瞳……"シトリンクォーツ"
金色に近い黄色を探し、そこを指差す。
…あの黄色、とても輝いてる…
本物の私の瞳…シトリンクォーツの瞳には劣るけどね。
しばらくその夜景を見つめていると、突然肩をトンッと叩かれて思わず声を上げた。
ゴン「ビックリしたでしょ!」
『なんだ、ゴンか…
って、キルアもいるし』
ゴンの後に続いて歩いてきたキルアを見て顔を顰める。
キルア「なんだよ、いちゃわりーか?」
『どうぞご勝手にー(棒』
…てか、さっきからゴンの視線が痛いんだけど。
『…何…?』
ゴン「Aの目って、綺麗だよね
この夜景もそうだけど、なんだか宝石みたいだなぁって思ってじっと見ちゃった」
"宝石"
その言葉に反応し、少し目を見開いた。
なんか観察能力高すぎて逆に怖くなってくる…←
ゴン「ねぇ2人とも、両親は今何してるの?」
突然そんな事を聞くゴン。
キルア「殺人鬼」
ゴン「両方とも?」
ゴンがそう聞くと、キルアは突然吹き出して大笑いした。
キルア「真顔でそんな事聞いてくるのお前くらいだぜ!」
キルアは自分が暗殺一家の三男だということを明かした。
ゾルディック家…という名らしいけど、私は世間知らずだから知らないや。
ゴン「Aの両親は?」
突然私に話題が振られ、肩をビクッと揺らす。
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しゃーぺん@彩(プロフ) - ももさん» ありがとうございます!幸福と不幸に比べ、この作品は結構短めになりますので、この作品が終わり次第幸福と不幸の短編集作成を考えています!もしよければそちらの方も宜しくお願い致します! (2019年5月30日 23時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 幸福と不幸から見てます!今回の作品も本当に良くて毎日毎日楽しみにしてます!! (2019年5月30日 18時) (レス) id: ed24bd7751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃーぺん@彩 | 作成日時:2019年5月15日 23時