39話 ページ40
「おぉ？なんだこの嬢ちゃん？」
「嬢ちゃん、人にぶつかったら謝らないとダメだぜ？
…おい、聞いてんのか⁉」
私は頭を掴まれハッとする。
『す、すみませ……』
私は無理矢理顔を上げさせられ、咄嗟に謝ろうとした。
ザシュッ
その音がした時には既にその人達の首は無く、
私は言葉を詰まらせた。
キルア「Aに触るな」
そう言うキルアの目は、どこか幼い頃の私と似ているような気がして。
『キルア…？』
私はキルアに声をかけると、キルアの肩がビクッと跳ね上がった。
キルア「…ぁ、悪ぃ、A」
キルアの声は弱々しく、震えていた。
私はそれを見て、キルアを抱き締めた。
自分の意思じゃなく、体が勝手に動いたのだ。
キルア「…っ⁉A⁉」
「離れろバカッ」といつもの声のトーンに戻ったキルアから離れる。
『いつものキルアに戻ったね‼』
私はニコッと笑う。
キルア「っ///‼お前なぁ…‼」
キルアは再び顔を赤く染め、そっぽを向く。
『てか、さっきもそうだったけど顔赤いよ？熱あるの⁇』
そう言って私はキルアのおでこに自分のおでこをくっつける。
『…ふふっ』
キルア「何笑ってんだよ…てか近ぇよ‼」
キルアは私を押し返す。
『だって、ハンター試験受ける前の私だったら人に触れることさえできなかったのに…って！あははっ
それに……
キルア以外にはこんなことできないよ、私！』
私が笑いながらそう言うと、キルアは急に真顔になり目を見開く。
キルア「っお前、それって」
『ん？』
キルア「……」
『え、なに⁈気になるから言ってよ‼』
キルア「…んなわけねーか」
『いや一人で解決しないで‼⁉』←
キルア「お前には一生分かんねー話だよバーカ！」
『なんだとォ‼⁈』
私とキルアは人を殺してなんていなかったかのように笑いながら廊下を歩いていた。
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しゃーぺん@彩(プロフ) - Ruiさん» そう言ってもらえて嬉しいです！投票ありがとうございます！ (2020年8月10日 22時) (
レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
Rui - しゃーぺん@彩さん» イベント参加ご協力感謝致しますこの作品一番好きなので投票させて頂きました！ (2020年8月10日 22時) (レス) id: 79cb60a812 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - Ruiさん» 了解です！ (2020年8月10日 22時) (レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
Rui - しゃーぺん@彩さん» 嬉しいです画面にそのままペースト、もしく通常検索すれば出てくると思います。 (2020年8月10日 21時) (レス) id: 79cb60a812 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - Ruiさん» 是非参加させて頂きます！！お誘いありがとうございます！ (2020年8月10日 11時) (レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年1月30日 21時
