キス魔というあだ名が付きそうだがそれはそれでありかもしれん。 ページ8
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宿の外でメモ帳に目を通しながら二人を待つ私の前に、食事を終えたゴンとキルアが姿を現した。
『お！来たね』
「能力、出来たんだな」
私はコク、と頷く。
『特質系の念能力は複雑だけど、単細胞なりに考えた特殊な能力が２つあります！』
「おお〜！」と興味津々な態度を示すゴンに、少し考え込んでから再び私の話を聞こうと耳を向けるキルア。
『１つ目の能力、
"
二人にこの能力について、"自分以外の対象の人物には、無償ならば天使は一度しか付けられない"という事を伏せ、それ以外の全ての詳細を話した。
その事を伝えてしまえば、天使の回数を気にして攻めるのを控えてしまうという展開があり得なくもないからだ。
出来るだけ二人には戦闘に集中してほしい。
"無償ならば"というのは、
対象の人物に二回以上天使の効果を付ける場合、ある代償が必要となる。
それは、"私の身体"。
二回目の天使の効果によって回復された分の損傷は、全て私に跳ね返ってくる、という事だ。
なので必ず一度しか使えないという訳ではない。
…そしてジト目で私を見るキルアと苦笑を浮かべるゴンを見てなんとなく察しがつく。
うん、分かるよ、今君達が言いたいこと。
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「「キスって…」」
『ですよねッッ‼‼』←
あぁ…どうしてこんな発動条件にしてしまったのだろう…と項垂れる私に天使達の視線が突き刺さる。
『いや、あのね、ちょっとした出来心でですね、…………いっぺん死んできますね！！！！』
「必死か」
すると疑問を抱えていたらしいキルアが私に「なあ」と問い掛けてきた。
「治す傷の深さの小なり大なりと、次の回復に移るまでの秒数は確認済みなのか？」
「うん、もちのろん！
傷を癒す範囲としては、死亡未満ならどんな傷でも治せるよ。軽傷はそれぞれの感じ方次第。
対象の人物が本気で"痛い"と感じたら速攻治す、って感じ
一体目の天使が傷を完治させてから二体目の天使の効果が発動するまでは…約10秒間かな〜』
「ねぇ、A」
説明し終えたところで、少し表情を曇らせているゴンが一歩私に近づきそう問い掛けた。
『ん？分かりづらかった？』
「ううん。
そうじゃなくてさ…
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それって……どうやって確認したの？」
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しゃーぺん@彩(プロフ) - あやめさん» 3回も…！？！とても嬉しいです！！更新頑張ります！！ (2020年7月17日 19時) (
レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
あやめ - もう、最高です！この作品、３回ほど読み返しました！更新頑張ってください！ (2020年7月17日 19時) (レス) id: 1f6836179b (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - ユーリYURIさん» 最近刺激が足りないなと思いつつ…？？いやーん！って感じですね！！自分でも物足りないと思っているので、そういう要素を少しずつ…！笑更新まで暫しお待ちを！ (2020年7月12日 23時) (レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 皐月 歩さん» そう言って貰えてとても嬉しいです…！！これからも応援よろしくお願いしますっ！ (2020年7月12日 23時) (レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
ユーリYURI(プロフ) - あ″〜〜〜〜〜〜ｯｯ！！いつも良いところで終わっちゃうっ！人を虜にするのすっごく上手ですね！？少し分けてください（真顔） (2020年7月11日 20時) (レス) id: 84aaee8034 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2020年5月16日 23時
