素晴らしい程の性格設定ミス ページ1
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「じゃ、早速始めるか」
ビスケはそう言って、ビノールトに"二週間あの二人の攻撃をかわすこと"を課した。
"あの二人"とはゴンとキルアの事だ。
"私"は強いので二人の観察役を担って欲しいとのこと。
二週間ね…フェイ達と合流するのも丁度二週間後…
ギリセーフだね!
ビスケが合図を出し、二人にビノールトを倒すよう指示する。
そして岩山の上に座っていた私の隣に座り、
「ねぇ」と話し掛けてきた。
『うぉう、ビクった』
「なんで驚くんだわさ…」
『天使から話し掛けられて驚かない人は居ないよ。
驚いて萌え死んじゃう』
「………アンタ、その性格って本当?」
『……うーん、まあ。
このキャラ作ってから元の性格に戻せなくなったから、
今はこれが…』
本当を生きていないのは確かだけどね。
『本当だよ』
にへら、と薄ら笑いを浮かべる。
「………あんま無理しない方がいーんじゃない?」
『無理?そんな事ないよ!
人として普通の事をしようとしてるだけだから』
「…あのねぇ、"人として"って言うけど
人それぞれなのよ、苦痛の大きさや感じ方は」
『………うん
確かに、辛いかもしれない。
私は弱いから
……けど、それ以上に彼女が…今も独りで苦しんでいるかもしれないんだ』
ゴンとキルアの特訓を遠目で見ながら、「彼女?」と首を傾げるビスケに頷いた。
ビスケには…今後、私が居なくなったりする可能性が出てくるから……話した方がいいな。
私はこの姿の人物とは別人だという事や、
"私"が今も苦しんでいるかもしれないのに、入れ替わりたくないと思っている事を話した。
「………ふむふむ…なるほどね〜
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弱いね、アンタ」
『う"…存じております』
「ま、確かに体を返すのは当たり前だわさ
それが辛い事だとしてもね。」
The 正論。
こう言われることは当たり前だろう。
主人公組や幻影旅団とかが私にそう言わなかったのは、"私"をあまり知らない、話さない、又は好まないからであって…
ヒソカ、クロロの場合面白い方を選んだんだろうけど。
…ただ、イルミだけは私を拒んだ。
その時自己中な私は…
イルミの思いや自身を避けて、考えないようにしていた。
挙句の果てには"彼女に成りきろう"だなんて。
絶対に無理だと分かっていながら無駄に努力して
彼女の事を第一に考えてあげられなかった。
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しゃーぺん@彩(プロフ) - フワフワ大福さん» クスッと笑ってしまいました笑笑 少し携帯をいじってから二度寝しようかと。笑 お体に気をつけてくださいね! (2020年4月20日 6時) (レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
フワフワ大福(プロフ) - 返信ありがとうございます!!関係ない話なのですが、早起きですね!私は徹夜ですww (2020年4月20日 6時) (レス) id: c90b9e15eb (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - フワフワ大福さん» コメントありがとうございます!そのお言葉とても嬉しいです!!今後とも応援よろしくお願いします! (2020年4月20日 6時) (レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
フワフワ大福(プロフ) - 作品もギャグも面白すぎます!!ギャグがほぼツボで、何度も笑っちゃいました!!更新応援してます。 (2020年4月20日 3時) (レス) id: c90b9e15eb (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - ムスカリさん» コメントありがとうございます!更新が途切れてしまい、大変申し訳ございません!遅れながらですが更新頑張るのでこれからも応援よろしくお願いします!! (2020年4月9日 21時) (レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃーぺん@彩 | 作成日時:2020年1月19日 1時