あの日から（原作寄り） ページ39
《キルアside》
.
「お兄ちゃん！」
『んー？どうしたアルカ』
「テレビ見て！」
突然アルカがテレビを指差して、旅サイトを見ていた俺にそう言う。
美味そうな食べ物が映ったりでもしたか？
画面から目を離し、テレビの方に視線を向ける。
《生放送です‼
ビルの放火、しかし被害者ゼロ名 なぜ_____》
ニュースか…？
アルカも色んな事に興味を示してきたな、と呑気に頬杖をついて番組を見続ける。
《ビルの中、周囲にいたおよそ200名を救ったのは、
一人の女性 チルニスさん…》
"チルニス"
その言葉に反応し、画面に釘付けになる。
取材班がその"チルニス"の元へ走り、インタビューをしようとマイクをそいつに差し出す。
《「…へっ？なになに！？」》
「ほら、Aお姉ちゃん映ってる！」
.
久々に聞いた、アイツの声。
前とは少し大人びた声のトーンに容姿。
伸びた綺麗な髪の毛。
《「先程約200名を救ったとの事で…！」
「え、そんなに居たかな！？
…うーんと、まあ…はい」》
『…A………』
…生放送って言ったよな？
俺らがいる場所と近いし、今なら……
"会いたい"という衝動に駆られ、携帯を持って玄関まで走る。
『アルカ、ちょっとお留守番しててくれ
すぐ戻るから』
「はーーい！」
偉いな、と微笑みながらニュースに出ていたあの場所に急ぐ。
確かあそこの交差点の…‼
すると、奥のビルの前に沢山の人集りがあるのを見つけ、そこに向かう。
「あはは…そ、そうなんですよ
え？…っと、デパートで買い物をしてた時…
にっ‼⁉」
野次馬の中で、質問攻めで困っているAの手を引いて建物の陰に駆け込んだ。
「うわわわ！！
急になにし………
.
……………っ、え…」
『……よう』
驚くAの顔を見て、何故かホッと安心する。
「キルア…！」
嬉しそうにぱぁっと表情を明るくするA。
『うぉっ！？』
突然抱き着かれ、体がよろける。
恥ずかしくてAを引き剥がそうとするが、会えた嬉しさからすぐに抵抗をやめてしまった。
.
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しゃーぺん@彩(プロフ) - 樺夜さん» 返信が遅れて申し訳ございません！それではURLをこの作品に貼りますので、お手数をお掛けしますがそこから飛んでくださると光栄です…！ (2020年11月24日 14時) (
レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
樺夜 - す、すみませんが！あっち系の短編集が見つかんないのですが○|￣|＿ (2020年10月22日 16時) (レス) id: 992d024edf (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 紗夜菜さん» コメントありがとうございます〜！本当ですか！とても嬉しいです笑 応援よろしくお願いします！！ (2020年9月17日 19時) (レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
紗夜菜(プロフ) - いつも拝見させて頂いております！！キルア君がリアルでキュンキュンです．．．イラストとってもかわいくてびっくりしました！応援してます！ (2020年9月17日 17時) (レス) id: feb92a0363 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 俺の嫁さん» 私も小説書き始める前は俺の嫁様と同じ気持ちでした笑笑ありがとうございます！！ (2020年8月25日 19時) (レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年9月14日 11時
