【H×H】幸福と不幸【短編集】��

猫化 キルア ページ19

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『た、たっ……









大変だぁーーーーーー‼‼‼』







私がそう叫ぶと、ドタドタと階段を降りてくる音が聞こえてくる。







ゴン「なになに⁉どうしたの⁉









…って、え？」








ゴンの視線の先にはキルア。






なんだけど…‼‼









『キ、キルアが突然猫になっちゃって…‼』







そう。本当に突然。





テレビを見ていたキルアの頭からは耳が、尾骶骨辺りからは尻尾が生えて来たのだ。






見た目はキルアまんまなのだが、









キルア「……にゃ」









「『か、可愛い……』」←









言葉が使えないらしい。







『どうしようゴン…




取り敢えず耳触っていいかな…』←





ゴン「うん……






俺も尻尾触りながら考える…」←








手首辺りをペロペロと舐めているキルアに近づき、耳へ手を伸ばす。









サワッ


キルア「ふに"ゃっ‼」








ゴンはキルアの尻尾をじっと見つめ、









ニギッ


キルア「ぎにゃっ…‼」









ほんとに可愛いんだけどどうしよう←






ゴン「…あっ！そうだ！



Aちょっと待ってて！」






『？分かった』







キルアの尻尾から手を離し何処かへ向かうゴンを首を傾げながら見つめていると、








スリッ


『っ？』








私の体にキルアが擦り寄ってきて、長い尻尾を私の腰に巻きつけた。







え？猫ってこんなことできんの？



いや中身がキルアだからっていう事もありそう…‼








目をキラキラとさせながら、興味津々にキル猫を見つめよしよしと撫でる。








これがキル猫の愛情表現…‼‼








ギュウ"ッ…


『いたたた、ちょ、キルア;;;』


キルア「………」









なのか……⁉‼←









ゴン「持ってきたよー！」









そう言って手に持っている物を私に見せるゴン。






その手の中にあった物は……









.









『…猫じゃらし？』

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