【H×H】幸福と不幸【特別編】

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ルブゥ「どっちにも、必ず終わりがあるんだよ」



『…‼』



ルブゥ「…ね？分かるでしょ？」



『……つまり、ルブゥはこう言いたいと







私の命が尽きるまで、主人に仕えろ』





「その通り〜！」と私に拍手を向けるルブゥから目を逸らし、窓の外を見る。









……今の所、コイツらに私の能力はバレていない





"瞬間移動"…これさえバレていなければ、この窓をぶち破って逃げる事が可能…‼







ルブゥ「もしね





Aがここから逃げれたとしても、









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Aの居場所は何処にあるのかなぁ？」




『ッ…』




ルブゥ「今のあの2人にとって、Aは最初から存在していないことになっている







フフッ…主人も悪趣味だよね〜ホント！」









……ゴン、キルア………









ブンブン、と頭を振って、今のマイナスな気持ちを振り払う。







必ず帰るって約束したんだ







絶対、ここから脱出してみせる…‼‼







ルブゥ「さーてと、行きますか！」







突然、私の手を引いて立ち上がったルブゥ。







『え…何？』




ルブゥ「何って……あぁっ‼言うの忘れてた‼‼





この城に相応しい容姿を自分で選べるんだよ！





…まぁAは可愛いし、変えるのは服だけでいいと思うけどね！」





ルブゥは強引に私の手を引っ張り、その部屋へと足を進めながら喋る。





抵抗してもどうせ洗脳されるので、私はずっと疑問に思っていた事を考えることにした。









………あの食事会の場には、ヒソカもいた









私が主役に選ばれた理由は「誰よりも先に異変に気付くことができた」から。






そしてその異変とは、ピエレのオーラの急増。






………そこで私は疑問に思ったのだ。









…誰よりも戦闘狂なヒソカが、私よりも先にあの異変に気付かなかった？









そんなこと…ある筈がない。








例え別の何処かに意識が行っていたとしても、あんな莫大なオーラ……ヒソカが感じ取れないワケがないのだ。









…ならば何故、主役をヒソカにしなかった？





もし私がピエレの立場なら、


ヒソカの誰にも理解できない、未知な性格や考え方を知っているから、ヒソカを主役にしてはつまらないと判断してターゲットから外すだろう。

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