【H×H】幸福と不幸【特別編】

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……洗脳を掛けられてから、何も考えられなかった






ただ、ルブゥが出した二つの選択肢だけが…頭の中に浮かんでいた。







…そして、今も







『……はぁっ、はぁ…はぁ…‼



…何、で…ッ








…選、択……ッが………頭から、離れない…‼』





ルブゥ「んふふ〜、僕の能力だよ！



凄いでしょ！」






私の頭を撫でて、ルークの元へ戻るルブゥ。






ルーク「……さぁ、選べ小娘








バッドエンドorハッピーエンド








どちらを選ぶ？」








どっちかを…選ばなきゃ、いけない…ッ⁉







一つ目は……2人を、殺す…‼それは絶対に嫌だ‼






二つ目……2人は死なない…でも…‼









私との思い出が、2人から消え去ってしまう……‼








今までの旅がっ‼感情が…‼‼







全て無くなる…‼無意味になるッ‼








『はぁ、はぁ……っ‼』






でも…どちらかを、選バナキャいけなイ……‼









「「A‼‼」」









『………どっちも、嫌に決まってんでしょ……









…………









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デモ、2人が死なないなら…







それだったら、……』





キルア「A駄目だッ‼」


ゴン「俺達で倒そう‼コイツらを‼」









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『私は……






二つ目を選ぶ』








「「…‼‼」」







ルブゥ「わぁ、こんなに決断が遅い人初めて見たよ〜！

きっと、それほどあの2人が好きなんだね〜」






キルア「……A、……っ」






ルーク「ククク……ハハハハハハハ‼‼






実に愉快‼ピエレの選択も素晴らしい‼









そして、小娘の選択も……‼‼」







『…………キルア、ゴン…








ごめん……ね』




ゴン「そんな…‼Aっ、ダメだ‼‼」







私はその場に立ち上がり、ルークの元へ足を進めた。








ルーク「……サァ、行こうか…私の新しい僕」








ルークはそう言って空間を斬り裂き、扉を創り出した。









キルア「戻って来い‼‼」









『………私は、大丈夫だから









…っ、すぐ、帰ってくる…！』









そう言って、私は闇の中へと姿を消した。

第三章 空っぽな一日→←.

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