【H×H】幸福と不幸【特別編】

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ルブゥ「……あ、赤いの見えてきたァ…」







ブチブチッ‼‼


『うぁあああああああッッ‼‼』






あまりの痛さに大声で叫ぶ私。





その痛みを少しでも和らげる為、他の箇所に痛みを与えようと手を……







『……はは、…そうだった』






ルブゥが私に能力を使っている以上、「制約と誓約」の効果のせいで私は体を動かせない。






ルブゥ「……なァに笑ってんの〜？







もっとさぁ……もっと…









この悲劇を面白いモノにしようよ‼‼‼




今君はこうやってッ‼」







ブチッ‼‼‼


『ッぁあああ‼‼…は、ぁ…っ、はぁ…』







ルブゥ「僕に腕を千切られている‼‼






ならッ、台本通りもっと苦しめよ‼‼‼







アドリブなんて必要無いんだからさァ‼‼‼」








ベキッ、グチャアッ‼‼


『…ッぐ、…ァ………、……』









意識が……朦朧と、する









ルブゥ「…あれ〜……？





ねぇどうしたの？まだまだこれからだよね……？」









私は多分、出血多量で死ぬ………けど、1日経ったら生き返る。









ルブゥ「おーい………？」





ルブゥはベシッ、と私の頰を叩く。




『ハッ………まさか……』




私は右腕を抑えながら、震える足でその場に立ち上がる。









……どうせ、生き返るなら。









『…悪いけど、その劇とやらは…ルブゥの思い通りにはならないよ









……だってさ』









ダッ‼









私は数メートル先に飛び、左手の掌をルブゥに向けた。









『ハッピーエンドとバッドエンドの違いは…


幸せで終わるか、不幸で終わるか……それだけ






結局はどっちも死ぬ………だったね？









でもさぁ、それって……「誰が」死ぬかは分からないじゃん？




ま…主役側からの視点だから、多分私が死ぬんだろうけどさ』








私が掌にオーラを溜めていると、狂気に満ちた顔で笑っているルブゥは戦闘体制をとった。








『でもね……それって、あり得ないんだよ






私が死ぬなんて…そんなの。






だって、私は…望んでもいない不死身だもの』







私はオーラを莫大に強化して生まれた風に、足を踏ん張らせ耐える。

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