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キルア「……」
『……』
沈黙が辛い…;;
先程から掴まれている私の腕も悲鳴を上げ始め、私は顔を顰めた。
『…キルア、痛いよ』
キルア「あ……ワリ」
パッと手が離され、ようやく動きを止めたキルアに問いかける。
『キルア……
怒ってる？』
キルア「別に……」
『………ありがとね』
あの時キルアが助けに来てくれなかったら、今頃私は…
考えただけでもゾッとする。
キルア「…………
ハァーーー」
どこか雰囲気が柔らかくなったキルアが深い溜息を吐き、私をジト目で見つめた。
キルア「お前はもっと危機感ってのを持てねーのかよ」
『持ってましたー！持ってたから柳本先生を怒らせちゃいけないって思ってジュンに大人しく従ってたんですーー‼』
キルア「柳本に対してじゃなくてジュンに対してだよ‼‼」←
ジュンと柳本先生の名前が飛び交う中、私はふとさっきの事を思い出した。
……私、そういえばジュンにキスされたんだっけ。
『………ねぇ、キルア』
キルア「あ⁉」
『私……
ジュンにキスされた』
キルアはその言葉を聞くと目を大きく見開き、眉間にシワを寄せた。
『キルア以外の人と……しちゃったよぉ…っ』
キルア「…」
泣きながらキルアに抱きつく私。
キルアは泣き喚く私を見て、何も言葉を発せないでいた。
暫く私の泣き声だけが放課後の廊下に響き渡り、キルアはようやく口を開いた。
キルア「A」
名前を呼ばれたので、私は上を見上げた。
チュ…
『…‼』
ジュンとは違う、優しいキス。
心が温かくなっていき、さっきの出来事も私の頭からだんだんと薄れていった。
キルア「……、消毒完了」
『…？』
キルア「俺ので上書きしたから、もう大丈夫だろ？」
ニカッと眩しい笑顔でそう言うキルアに、私は思わず顔を赤らめた。
『ッ……大好き！』
再びキルアの背中に腕を回し、今度は笑顔でキルアを強く抱きしめた。
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レイ - ありがとうございます！！！ (2019年8月17日 9時) (
レス) id: 90c5c7cfce (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - レイさん» Safariで読んでいる場合、上の「探す」の所から検索です。アプリ内であれば、フリックして出てくる検索マークを押してもらえば検索ページに移動することができます。 (2019年8月16日 17時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - レイさん» 検索ページで、R-18に指定してもらえば出てくると思います！ (2019年8月16日 17時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - アッチ系の短編集を 探しているんですけど どこで検索すれば良いですか？？ (2019年8月16日 13時) (レス) id: 90c5c7cfce (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 三日月さん» どんどんツッコんでいきますよーー！！ (2019年8月15日 17時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年6月29日 22時
