朝目が覚めて ページ22
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『ん……ん〜…』
ゆっくりと目を開け、体を起こす。
今何時…？
欠伸をしながら携帯を手に取り、画面を見た。
『じゅッ⁉‼』←
12時て…いくらなんでも寝過ぎ…;;;
私はそこでハッとなり、隣で寝ているキルアを見た。
『そういえば…一緒に寝てたんだった』
夜中になっても帰ってこない私を、玄関で仁王立ちで待っていたキルア。
私がお風呂から上がってすぐにキルアの部屋に連行され、強制的にキルアのベッドで寝ることになったのだ。
キルアも疲れていたのに私を待っててくれたんだ、と思うと胸が暖かくなり、自然と笑みが溢れる。
『…ふふっ、』
隣で寝息を立てているキルアの頭を撫でると、キルアは私の方に顔を向けた。
『…！』
キルアは安心したように口元を緩めている。
……けれど
『キルア…？』
涙を零していた。
なんで、と戸惑っていると、キルアが目をパチッと開けて私の方を見た。
キルア「………んでそんな顔してんだよ」
『え…いや、キルアが泣いてるから…』
キルアはポカーンと口を開けて体を起こし、咄嗟に目尻を手の甲で擦った。
キルア「あれ…ホントだ、ははっ…」
あまりにも辛そうな顔、声で言うものだから。
ギュッ
キルア「…‼」
『…なんか悪い夢でも見たの？』
背中を優しく撫でながらそう言う。
キルア「………」
コクッ、と頷くキルア。
キルア「…こういう事、しょっちゅーあんだよな
暗殺一家に生まれて、
勝手に期待されながら鍛えられて…
兄貴に埋めつけられた言葉とか、夢で連呼されてさ
…ったく、寝てる間ぐらいリラックスさせてくれよなーって感じ！」
…キルアは、あまり人前で自分の弱さを見せない
敵にだって、仲間にだって
だから……一人で抱え込んじゃうんだ。
キルア「って……Aも同じ辛さを味わってんのに、俺が弱音吐いてたらダメだよな」
はは、とキルアは辛そうに笑い、私から離れようとした。
『……っ弱音、吐いてよ…‼
このアホ‼キルアのカッコつけ‼』
私は湧いてきた感情をそのままキルアにぶつけるかのように、大声でそう言った。
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レイ - ありがとうございます！！！ (2019年8月17日 9時) (
レス) id: 90c5c7cfce (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - レイさん» Safariで読んでいる場合、上の「探す」の所から検索です。アプリ内であれば、フリックして出てくる検索マークを押してもらえば検索ページに移動することができます。 (2019年8月16日 17時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - レイさん» 検索ページで、R-18に指定してもらえば出てくると思います！ (2019年8月16日 17時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - アッチ系の短編集を 探しているんですけど どこで検索すれば良いですか？？ (2019年8月16日 13時) (レス) id: 90c5c7cfce (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - 三日月さん» どんどんツッコんでいきますよーー！！ (2019年8月15日 17時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年6月29日 22時
