【H×H】幸福と不幸【短編集】

＊ ページ36

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『あっ！あんな所に蜘蛛が‼』



ゴン「？」




ゴンは私の指差す方向に視線を移した。






今だっ‼






『ゴ((ぶへッ‼⁉』


ゴン「うわあっ⁉ご、ごめん！」





私がゴンに顔を寄せると同時にゴンが私の方を振り向いた結果、額と額がぶつかってしまったのだ。





『ううー……』





私は、今の体制を見て目を丸くした。




私の下にゴンがいるのだ。

つまり、私がゴンを押し倒してるような体制。






…………今が本当のチャンスじゃないか？






『ゴン、ごめん！』






私はゴンに顔を近づけ、頰と頰をくっつけた。






ゴン「急にどうしたの？」





ゴンはこういうのにも慣れているようだ。





さすが大人……←





くっつけた頰と頰を擦り合わせていると、突然背中に腕が回された。





ゴン「へへ…」


『ッ…‼』




何だこのクソ可愛い小動物は……⁉///←




ゴン「なんだか久しぶりだなぁ、コレやるの」


『やっぱり慣れてるのね…;;』←


ゴン「うん、ミトさんとかとね！」




"とか"って‼"とか"って‼‼

まぁ知ってたけども‼‼←





ガチャッ





『お、開いた！』


ゴン「もしかして、今のがお題だったの？」


『そそ！

バレないようにって、嘘吐くの下手な奴に言う？フツー』




ゴンは苦笑いをしながらドアノブに手をかけた。
そして下におろしながら押す。






『……次は流れ的にキルアかな。うん。』←





この部屋に一緒に閉じ込められる相手の順が、なんとなく把握できてきた私であった。

キルア→←〇〇しないと出られない部屋 ゴン

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