＊ ページ34
.
『よし、行くよ！』
メレオロン「おう」
部屋に入り、キルアの真ん前に忍び寄る。
『これからこの顔が恐怖一色に染まると考えると……
……ふふふ、笑いが止まんないよ…』
次はゴンの顔を覗く。
ゴン「あっ！」
メレ「『‼⁉』」
突然ゴンが大声を上げるものだから、私達は驚いて肩をビクッとさせた。
ゴン「ねえキルア！あれ食べたい！」
そう言うゴンが指差すのは、テレビに映っているビッグサイズのハンバーグ。
私達は安堵からホッと息を吐いて顔を見合わせた。
キルア「いつかなー」
ゴン「えー！今日！Aが帰ってきたら行こうよーー！」
キルア「流石にアイツ、この量は食えないだろ…」
そんな会話をしている2人をよそに、私はテレビのリモコンを持った。
ピッ
「「‼」」
突然テレビの映像が消えたことに驚き目を丸くするゴンとキルア。
メレオロンの息を止めていられる時間にも、私が笑いを堪えるのにも限界が来ていたため、一旦部屋の外へ避難した。
『ふははっ！見た⁉あの顔！』
メレオロン「ひゃははは‼あんぐらいでビックリしてやがる‼」
大爆笑してから再び"神の共犯者"を使い、部屋に入る。
そしてティッシュの箱を持ち上げ、ボトッと落とした。
ゴン「うわ！びくったー」
キルア「……？」
その後、物を落としたり動かしたりと、様々なポルターガイスト現象を起こした私達。
そろそろやめようかと思い、2人の前に出る。
『よし！いいよメレオロン！』
そう言うと、メレオロンは勢い良く息を吐いた。
「「うわっ⁉‼」」
『ドッキリ大成功〜〜‼‼』
イェーイ！とメレオロンとハイタッチをして大爆笑する。
ゴン「メレオロン、久しぶり！」
メレオロン「…？あ、ああ
(あんまビックリしてなくね？)」←
『で！どうだった⁉ポルターガイスト現象！』
するとキルアは「はぁー」と溜息を吐いて私達をジト目で見た。
キルア「途中からこの現象がお前らの仕業だってことは分かってたぜ」
私とメレオロンは顔を見合わせて目を丸くし、「えっ⁉」と声を上げた。
ゴン「うん……;;」
キルア「2分おきに何者かの気配がしたら流石に警戒すんだろ
それも2人分」
メレ「『ギクッ…』」←
こうして、私達のドッキリは失敗に終わり幕を閉じたのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 156人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しゃーぺん@彩(プロフ) - Hanaさん» そのお言葉を頂けて、本当に嬉しいです！カルトはあの見た目でも一応ゾルディック家の末っ子（五男）ですからね笑 (2019年8月19日 23時) (
レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
Hana - すごく面白いです！8〜11のお話は泣きそうになりました！12話見て思ったんですけど、カルトって男だったんですね (2019年8月19日 21時) (レス) id: da3268cf1a (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - スクールみきのさん» 了解です！ (2019年6月30日 17時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - スクールみきのさん» 分かりました！リクエストありがとうございます！ (2019年6月30日 17時) (レス) id: 0a0b323a42 (このIDを非表示/違反報告)
スクールみきの - よければ、なんですが、、私の小説でコメントくださらないでしょうか？お願いします！ (2019年6月30日 10時) (レス) id: ea6b7900f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しゃーぺん@彩 | 作成日時：2019年6月1日 0時
