【H×H】幸福と不幸【短編集】

◯◯しないと出られない部屋 キルア ページ16

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はい出たーーーー(棒





『部屋シリーズに殺される‼


うわぁぁぁ‼‼』


ベシッ


『いでっ‼』




私が恐怖に怯えて叫んでいると、背後から頭を何者かに叩かれた。




キルア「この部屋響くんだから叫ぶな‼

俺の鼓膜が破れんだよ‼」


『うわぁぁぁあ良かったぁぁぁあ‼‼』←




私は勢い良くキルアに抱きつき、顔を見上げた。




『キルアじゃなかったら、私……』




今頃どうなってたか……‼




涙目でそう言うと、キルアは何故か顔を赤らめて私を押し返した。




キルア「とっ、とにかく！

出口があんだから早く出ようぜ！」




と、扉の取っ手に手を掛けるキルア。





ガチャ





取っ手を下に下げたものの、出ようとしないキルア。




『？どしたの？』




キルア「あ…」




『あ？』









キルア「開かねえ……」









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うん、知ってた(白目





どうせどっかにふざけた事書いた紙が貼ってあるんでしょ⁉と思いながら辺りを見渡す。





『普通ニアッターーー』((←




どんな内容なんだ…？



恐る恐るその紙に近づく。








"Dキスしないと出られない部屋"





キス……だと……⁉



初っ端から難易度高ッ‼‼←






そして、疑問に思ったことが一つ。





『D…？』




DキスのDって何…？




ま、まあ……キスなら何回もしたことあるし、今回は大丈夫そう……多分。





『キルアー』


キルア「ん？」



『キスしよ』






……あっ






キルア「……………………は？」←





ド直球すぎたァーーーーーー‼‼‼((←





私は焦りながらも必死に誤解を解く。





『ちっ違くて‼‼



"キスをしないと出られない部屋"なんだってさココ‼‼




だから早くキスしちゃおって言いたかったんです大変申し訳ございませんでした‼‼』←




キルアは顔を真っ赤に染めながら渋々OKし、私の唇にキスを落とした。




熱がこもった顔を手で仰ぎながら取っ手に手を掛け、思いっきり下に下ろす。









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『「……ん？」』←




まさかの紙に騙された事件発生((←

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