【実況者】真逆組でも付き合いたい！【キヨ】 (ページ12)

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「俺それ知らねえ‼ってなって、集合時間まで後10分くらいしか無かったから、プレゼント…買えなかったんだよ

だから、今日の夜に渡すつもりだった。

でも、俺女子が喜ぶプレゼントとか全く知らねえから、姉貴に付き添ってもらった…っていう」

私の口は、ポカーンと空いたまま閉じることを知らなかった。

『え、じゃあなんでお姉さんが名前言おうとした時必死に止めたの？』

「それは…

こんなアホが俺の姉だって知られたくなかったから…」

「なっ！アホはないでしょ⁉」とお姉さんが叱る。

なんだ…浮気じゃ、なかったのかぁ

あんなにバカみたいに泣きながら走ってたのがすごく恥ずかしくなってきた。

「ごめんな…俺のせいで、トラウマ思い出させちまって…しかも、そのせいでAゲロ吐いたし…ほんとに、ごめん…」

『それ言わなくて良くない？』

『…それに、私がキヨのこと疑ったのが悪かったの！！

大好きな人のこと疑うなんて…

彼女失格だね』

ぎゅ、と強く抱きしめる。

「俺、絶対浮気なんてしねぇから。

俺には、Aしか…いない、から」

『私ももう疑ったりしない。キヨのこと、ずっと、信じてる…から』

「『……』」(ボッ

(なに？俺たちは何を見せつけられてるの？)

(リア充爆発しろ)

(その台詞久し振りに聞いたわ)