【実況者】真逆組でも付き合いたい！【キヨ】 (ページ2)

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『うううぅ…

来てしまった…』

今、私はデートに誘うためにキヨの家に来ている。

『う…まさか、断られないよね…⁉』

不安と緊張が募る。

『…えぇいっ！！ここまで来たんだから引き下がるわけにはいかない！！』

私は震える手でインターホンを押した。

ピーンポーン

…

…

『…あ、あれ？』

まさかの家にいないパティーン？？

それともいつもの居留守？

『も、もっかい』

ピーンポーン

…

…

…

「…はい

って、A⁉」

『おせーーーーーよ！！！』

「ご、ごめん！？

えっとー…とりあえず上がれ」

と、扉を全開にして私を招き入れる。

『あ、う、うん』

.

「で、なに？」

『ビェッ⁉⁉

あ、えっと、……って笑うな‼』

くく、と口に手を当てて笑いを堪えているキヨ。

「いや、だって、ビェッて、ww

ビェッてなんだよwww」

『癖だししょうがないじゃん！！

驚く時に出ちゃうの！』

『………で！今日来たのはその…

こっ、これ！！！』

と、私は映画チケット二枚を手渡した。

「……んぇ⁉これ俺が好きな女優出てる恋愛モノじゃん！！！くれんの⁉」

ん"ん"ん"ん"ん"…絶対分かってない…！！

「それに二枚も…！！二回観れんじゃん！！ありが((『そうじゃなくて…っ』え？」

ふぅ、と一息つく。

『…一緒に、観に行きませんか』

い、い、言っちゃった…‼‼

「………えっ」

顔が真っ赤になってる。……少しは意識してくれてるのかな…？

『いや、うんと、別に、嫌だったら断ってもいいけどっ』

「そ、そんなことねぇって

い、行きたいです…」

やった…！と、小さくガッツポーズをする。

「かわっ…」

『へっ⁉⁉』

え、今、可愛いって…‼

…ん？いやいやいや、可愛いとは言ってない！

かわっ…→可愛い

いや自意識過剰ッ‼‼‼