俺に恋してください！ (ページ16)

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阿部side
どんどんみんな帰って行く。さすがに最後は嫌だし、早く佐久間を連れて帰りたいので帰らせていただく。

阿部「佐久間、帰るよ。」

佐久間「はーい！」

元気いっぱいな幼稚園児みたい。可愛い。まぁ言うとちょっと怒られるんだけど。

佐久間「ねぇ、山田と何話してたの？」

阿部「秘密。」

佐久間「酷い、教えてよ～。」

阿部「すぐに分かるよ。」

心の準備はもう出来てるつもり。

家に着いたら名前で呼ぼう。

ガチャッ
佐久間「ただいまーそしておかえり。」

阿部「おかえり、そしてただいまｗ。」

佐久間「夕飯何にする？」

阿部「ん～、大介がいいって言ったらどうする？」

そう言うと佐久間の顔が一瞬で赤くなる。

佐久間「な、、なな、なんて？」

阿部「大介がいいな。」

佐久間「な、名前で呼ぶのは、、まだ早いよ//！」

阿部「え～？でも俺、名前で呼ばれたいな、」

佐久間「え//」

もじもじしてる佐久間も可愛い。

呼んでくれるかな、

佐久間「りょ、へい」

阿部「大介、もう一回呼んで？」

佐久間「りょう、へぃ//」

よっぽど恥ずかしいのかこっちを向いてくれない。

阿部「ちゃんと目を見て言って欲しいな、」

佐久間「む、無理！」

外に出ようと思っているのか走って部屋を出て行くけど

この間引っ越したばっかりで段ボールが置かれてるしぶつかって転ぶんじゃ・・・

阿部「ちょっ待って！」

佐久間「うわぁっ！」

阿部「っと危ね～、セーフっ。大介、大丈夫？」

佐久間「う、うん。」

予想通り転んだ。正確に言うと転びそうだったかな。

転びかけた佐久間、じゃなくて大介の腕を急いで引っ張った。

俺の胸に飛び込むような形になって、なんかハグしてるみたい。

阿部「ケガしてない？」

佐久間「大丈夫。ごめんなさい、逃げようとして、」

阿部「大介が無事なら別にいいよ。」

佐久間「亮平、好き！」
ギュッ
阿部「俺も好きだよ。」

名前で呼ばれるってこんなに恥ずかしいんだな。

慣れるのに相当時間かかりそう。

山田に早くなれる方法聞いておこうかな。