俺に恋してください！ (ページ11)

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ym.side
とりあえず二人終わったけど、真剣な顔して待ってる人がまだ居る。

山田『えっと目黒先生は何を？』

目黒「仲直りする方法を教えて欲しい。」

山田『仲直りって絶対にケンカしてますよね。何したんですか？』

目黒「生徒と喋ってて成り行きで手を繋いだんだ。あ、もちろん恋人つなぎではないからな。で、その手を繋いでるところを見てたみたいで、酷いって言われて・・・。」

山田『早く誤解解いた方が良いですよ。』

目黒「でも他にも、お姉さんがベビーカーで階段を一段ずつ上がってて大変そうだったから手伝ったんだよね。そしたらお礼されて、これくらい大丈夫ですよ、無理なさらないでくださいねって言ったら、それを見てた康二が絶対に惚れたやん、なんでそういうこと言うん？って。」

山田『な、るほど。』

目黒「他にも『もう大丈夫です！』」

なんで毎回見られてるの？ストーカー？まぁ恋人だからセーフな気もするけど。

そして目黒先生は優しすぎるだけだよね。

山田『あの、向井先生にメンヘラすぎって言った方が良いと思います。』

目黒「いやメンヘラではない。」

山田『だとしても、勘違いしないでって言った方が良いと思いますよ。』

目黒「実際に一回言ったけど意味なかったんだよ。」

山田『どんな感じですか？』

目黒「別に手を繋いだのは流れでしただけで違うし、お姉さんを助けたのは可哀想だったからだ、って言ったと思う。」

それ絶対に「そんなの嘘だ」とか「本当に！？」って聞かれたやつだな。

山田『だめですね。こういう時もちょっとかっこつけるくらいの方が良いんですよ。』

目黒「いや、どうやってかっこつければ、」

山田『いいですか？勘違いすんな、俺が好きなのはお前だけだって、堂々と言うんです。』

全員「おー。」

謎の拍手があがる。

舘「あの、俺もいいか？」

山田『はい。』

舘「距離を縮めたいんだが、どうしたらいい？」

山田『今、どれくらいの距離感なんですか？』

そう聞くとめっちゃ悩み始めた。ずっと「ん～、」って言ってる。

山田『同棲はしてます？』

舘「あぁしてる。ベッドも一緒にしてる。」

山田『同じタイミングで寝てます？』

舘「いや、俺の方が少し早い。」

山田『じゃあまず同じタイミングで布団に入って寝る前に好きって伝えましょう。』

舘「が、頑張る。」

山田『じゃあ帰りますね。』

早くいのちゃんに会いたい。

今度伊野尾さん側も出します。