【d!】国に"裏で"愛されてる私と"表で"愛されていたヒロイン🎨

22日目 ページ23

ニートリヒのナイフとクレーディトのナイフが交じり合う




そして二人は人と話すときぐらいのスペースでナイフをぶつけ合っている




クレーディトはナイフを弾くように思いっきり相手のナイフにぶつけ、ニートリヒはその攻撃を受け流しての攻防戦






cr「おまっ…！まじかよ……」




nt「A様の前で負ける訳にはいかないですからっ！私、結構負けず嫌いなんですよ？」




cr「…それは俺も同じだよ、隊長の前で後輩に負けるとか…絶対に勝つ！！！」




『いや〜照れますねぇw』




tp「それ雰囲気ぶち壊しですよ…」





ニートリヒはこの隊の中で…否、この軍の中で最年少の子だった




私はこの軍の中でも結構若い方だけど、それでもニートリヒとは4歳ぐらい離れている




それでも今彼女がこの軍についていけてるのは、誰よりも負けず嫌いだから




だから彼女は追い詰められても、最後の最後まで諦めない




それのおかげか、今のようなナイフとナイフをぶつけ合う攻防戦が大の得意だった




まぁ、今の実力じゃ幹部になるまでは程遠いけど




それに比べてクレーディトは幹部候補生




だから勝敗は目に見えている





nt「あっ…やばい！」




cr「はい、終了ー」




『あちゃー、最初の姿勢を保たなきゃダメだってあれほど言ってたのにー』




ri「それでも上手かったよ、後輩ちゃん」




「そうそう！後輩のくせにやるじゃんかー！」




「副隊長は相変わらず…って感じですね、流石です！」




「隊長が途中で雰囲気ぶち壊さなかったら泣いてたわー！あんだけチビで危なかっしかった奴が…グスングスンってw」




nt「あー！絶対私のこと舐めてますよねー？私が軍で一番弱いからって舐めすぎるといつか痛い目みますよー？w」




『あはは！元気なのは変わらないね！でも、二人共とっても成長したじゃん！すごいすごい！』




ri「…A様、僕と手合わせお願いします」




『お、やっちゃうー？いいよいいよー！久しぶりにやり合おっかー！』





そのまま流れで私とルーイヒが手合わせすることになった





『それじゃー、はじめー』





私がゆるーくそう言うと、ルーイヒが詰め寄ってきたので私がルーイヒに向かってナイフを投げる





『あれあれ、どうしたー？肩かすってるけどーw』




ri「…っ」





ルーイヒにもう一回ナイフを投げようとした…が





「キャーッ！Aちゃん怖い！」





ココちゃん…

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