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第三話 光 ページ4

「何かあったんですか!?ミスタ!」


病院に着くなりジョルノはミスタにそう問い詰めたが、ミスタは何も言わずシャルのいる病室に目を向けた。


ミスタのその反応にジョルノは戸惑い、ボスの威厳や品格すら忘れて乱暴に病室の扉を開けた。




ーー光、だった。




ジョルノが最初に見たものは、光だった。


そして、次いでーー光の下、窓際でよく光が差し込む寝具の上で、上半身を起こしている少女がいた。


昨日まで死人のようだった面影はなく、肌に艶があり髪も傷んでいない。完璧な、状態だった。


「…シャル」


ジョルノがそう呟くと、シャル、と呼ばれた少女がジョルノの方を向いた。それだけで十分だった。


ジョルノは彼女に駆け寄り、加減をして抱きしめた。痛くないよう、壊れないように、優しく。


「良かった……本当に、良かった…」


最低限涙は堪えているものの、気が緩めば涙腺は簡単に緩んでしまいそうだった。


そんな状態が数分続き、ジョルノは不可解に思う。



ーーシャルからの反応がない?



「どうしたんです、シャル」


シャルは瞬きをし、やがて、ジョルノが望んでいたように口を開いた。しかし、紡がれた言葉は、誰も求めていない言葉だった。


「……初めまして、かなあ?」

第四話 絶望→←第二話 鐘が鳴る



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するめ - 恥パは一応公式の小説みたいですよ! (2021年4月3日 18時) (レス) id: 50fbe8b344 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年4月8日 0時

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