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夢主said


「今日ここで取り引きがあるから俺とフーゴ、ミスタで押さえる。レティとジョルノは周囲の警戒をしてくれ」


二手に分かれると、ミスタが「2はかけたら4になるから嫌なんだよなぁ…」とブツブツ言っていた。


「頼りにしてるよージョルノ。ま、そうそう乱入なんてないと思うけど…」


「そうですね、その方が有り難いです」





フラグだった。


大通りの方からこちらを睨む男が四人程いる。


「見つかった!最悪だよ!乱入者なんていないと思ってたのに!」


「落ち着いてくださいレティ!細い路地だから一人ずつ相手ができます」


「そ、そうだね」


ジョルノと二人で乱入者達の方に体を向けると、私を見て「まだ乳臭いマンモーナじゃねぇか」と笑った。


「……誰がマンモーナだこの野郎」


"せめてシニョリーナと言え醜男"、と零すとジョルノが苦笑した。年下にこう笑われるのは、何とも複雑だ。


「見世物じゃないんだから、帰った帰った」


しっしと追い払うようにすると、「あんまり煽らないでくださいね」と宥められた。


「マンモーナに手を挙げるのは乗り気じゃあないんだけどなァ」


「相手してくれる女もない可哀想な男に手を出すのは乗り気じゃないだけどねぇ」


にっこり笑うと、後ろの方ーーブチャラティ達の方から「あんまり調子に乗ると痛い目に遭うぞ〜?」とミスタの声がした。


「ジョルノは体格の大きい二人を仕留めに行って。私は比較的小柄な方から行く」


「では僕が行くので、後ろに重なるように付いて来て下さい」


「ほいな!」


「ゴールド・エクスペリエンス!」


ジョルノがスタンドを出し、速攻で男を殴った。すると、男は体勢を崩しーーやがて異常な程に痛がり始めた。


「ぐあぁぁぁッ!?」


「な、何があったんだ、オイ!」


私は混乱に乗じてジョルノの後ろから飛び出すと、



「全治何ヶ月になるか楽しみだね」



後ろにいた男の横っ面に蹴りを入れた。


不意打ちと、絶妙な力加減の蹴りが重なり、男はまさかの1発ノックアウトだった。

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作者名: | 作成日時:2019年4月28日 19時

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