悪鬼逆襲古都平安京 (ページ5)

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第四章ページ5

「只今戻りました！」

沖田が声を張って言うと、中から黒髪を伸ばし、白い着物に袴を履いた少女が出て来た。

「こちらは・・・？」

『おっと、サーヴァント反応だ。その子はサーヴァントだね』

「紹介しますね。この方は同士の鶴姫さんです！」

「鶴姫と申します。以外お見知り置きを。」

「私はマシュ・キリエライト。こちらはーー」

「立香だ。よろしくね」

ペコリ、と頭を下げて鶴姫はどうぞ、と中に案内をした。

「中は少し小汚いですが、ゆっくりして下さいね！」

「そういえば先程、被害を見に土方さんが出られましたよ」

「了解です」

沖田が頷くと、鶴姫はジッと立香を見つめた。

「どうされましたか？鶴姫さん」

「あなた方も、我々と一緒に妖怪退治をされるのですか？」

「うん。人手は足りていないだろうと思ったのと、それが目的だからね」

「確かに人手は足りませんが、犠牲は増やしたくありません。守るべき側の者達がやられてはそれこそ相手の思うツボ。」

「・・・どうしたらいい？」

「私と模擬戦をして下さい。負けるのが嫌なのでしたら、即刻立ち去って下さい」

「ーーーーわかった。マシュ、戦闘準備を。」

「は、はい！先輩！」

その勇気は認めましょう、と言って鶴姫は裏庭に出た。

「始めましょう。」