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胡蝶屋敷の一室に重苦しい空気が流れる。





雛鶴「新しい手拭いをもってきますね」
宇髄「ああ、すまねぇな雛鶴」
雛鶴「お気になさらず」





そう言うと、雛鶴は部屋の外へ出て行く。
雛鶴が外へ出て行くの見送り、再度、ベッドに横になる一人の少女に手を伸ばした。




全身を包帯で巻かれた少女。

彼女は、宇髄天元の継子である。





宇髄は彼女の手に触れた。












『冷たッ!?宇髄さん、手冷たくない!!?』















死人みたいですね、と笑う彼女の笑顔が脳裏に浮かぶ。






宇髄「今はお前の方が冷てぇな」







なぁA?

彼女の名を呼ぶが返答はない。






子供体温である彼女の温もりが恋しい。










宇髄「死人はどっちだよ」








早く目覚せ。

宇髄の言葉は、静かな病室にしみこんで消えていった。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 宇髄天元 , 継子   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:名無し | 作成日時:2022年1月24日 14時

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