今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:403 hit
小|中|大
壱 ページ1
.
胡蝶屋敷の一室に重苦しい空気が流れる。
雛鶴「新しい手拭いをもってきますね」
宇髄「ああ、すまねぇな雛鶴」
雛鶴「お気になさらず」
そう言うと、雛鶴は部屋の外へ出て行く。
雛鶴が外へ出て行くの見送り、再度、ベッドに横になる一人の少女に手を伸ばした。
全身を包帯で巻かれた少女。
彼女は、宇髄天元の継子である。
宇髄は彼女の手に触れた。
『冷たッ!?宇髄さん、手冷たくない!!?』
死人みたいですね、と笑う彼女の笑顔が脳裏に浮かぶ。
宇髄「今はお前の方が冷てぇな」
なぁA?
彼女の名を呼ぶが返答はない。
子供体温である彼女の温もりが恋しい。
宇髄「死人はどっちだよ」
早く目覚せ。
宇髄の言葉は、静かな病室にしみこんで消えていった。
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
5人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:名無し | 作成日時:2022年1月24日 14時