私とあなた。 (ページ10)

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深澤side

am11

携帯のアラームがなって、目を開けたら、茶色い木の板が目の前に見えた。

あ、家の廊下にいるのかって5秒後に気付き、体を起こしたが、全身が重だるく、張ってリビングのソファーに移動した。

完全にやらかした。
全く覚えがない。
照に慰めてもらっていたところまでは覚えている。
それから、何したっけ？

とりあえず、昼からリハーサルがあるから、準備をして仕事場へむかった。

-----@事務所-----

照「ふっかー。おはよー。今日は大丈夫か？」

深澤「おはよ。まじで昨日はごめん。全然記憶ないけど、俺、何した？笑」

照「それは阿部ちゃんに聞いたらいいんじゃない？笑」

阿部「ふっか、おはよう。ほんと昨日はまじでないよ」

深澤「え！何！？阿部ちゃんなんで知ってんの？」

阿部「知ってるも何も、現場に着いたら、ベロベロのふっかがいたんだよ。外に出るなり、いきなり女の子に声かけてるし…ほんとやめてよね！」

しかもナンパスタイル古いから(笑)
とも小声で言われた。

え、俺、ナンパしてたの？
やばいやつじゃん…
今ここにいるのも、2人のおかげか…
感謝しかない。