私とあなた。 (ページ40)

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深澤side

今日は3月のJrのコンサートに向けてのリハーサル。
18時までには終わるよなと思ったら順調に進み、17時に終わってしまった。

今日は終わった後にインターンから帰ってくるAちゃんと1ヶ月ぶりのデート。
俺、今日、このままだと自分の思いを言ってしまいそうな気がしてならない。
頭の中がそのことでいっぱい。
汗臭くないかな？
ファション大丈夫かな？(ふっかのファッションはいつも大丈夫じゃないよ by.翔太)
とにかくいつも以上に自分のことが気になっていた。

佐久間「今から飯行くけど、行く人ー」

宮舘「行こうかな。」

岩本「俺はパス。ジム行く。」

阿部「ごめん！俺もレポートがあって。」

渡辺「俺行こうかな～ふっかは？」

深澤「俺、用事あるから帰るわ」

今、どこにいるんだろ？
電話かけちゃえ。

ワン切り事件以来、電話がしやすくなった。
こういうのって1回目を突破しちゃうと、その後が楽なんだよな。と自論を唱える。

発信＞＞＞＞＞＞＞Aちゃん

貴方「もしもし、どうかしました？」

深澤「もしもしぃ？今どこにいる？」

貴方「静岡辺りを走ってます。」

じゃああと1時間くらいか。迎えに行って一緒に店に行こうかな。
向こうも荷物が多いだろうし、俺がいた方が楽だよね。

迎えに行くよ、と伝えると、気が使えるAちゃんはすぐに断ったが、早く会いたいし、できるだけ長く一緒にいれるならと思って、強引に品川駅に来るように指定した。

ニヤケが止まらない。
やばい。
一旦家に帰って、シャワー浴びてから行こう。
野郎どもと1日中動いてたから、絶対臭いよな。

止まらないニヤケを抑えながら、事務所を後にした。