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深澤side
ずっとわからなかった、あの時の女の子。
あべちゃんや照が言うには、ふっかの好きそうな雰囲気だったらしい。
まぁ失恋したばっかりだったし？
人肌恋しい気分だったけど、
まさかその女の子に会えるなんて、ちょっと楽しみでもあった。
会ってみたら、たしかに見た目や性格はすごくタイプ。
あの時は本能だったんだなと、人間の生態に感心する。
ただ、俺はまだ引きずってる。
失恋ってなかなか忘れられないから。
新しい恋なんて探せないよ。
それに阿部ちゃんは確実に彼女のことが好き。
こんなにも積極的な阿部ちゃんはみたことないから。
早く席替えした方が良いのかなと思いつつ、肉を頬張る彼女を見つめた。
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作者名：ジョン | 作成日時：2019年8月4日 20時
