story109 事件発生 ページ24
「…………は、センラいんの」
怖い。どうしよう。
この間言われたばっかりなのに…！
どうしたら…、
どうしよう別れるとか言われちゃったら…っっ！
『あ……いや、あの…「うん」折原さん…！』
「……なんでいんの……？」
「あ、いや普通に一緒にお酒飲もうって話してて…そんで飲んでました」
ああ、どうしよう。
坂田くんすごい怒ってる。顔は見えないけれどいつもの優しい声じゃない。
同じ人かと疑うほど声が低くて怖い。
「A…、何もされてへんよな」
『う……うん。』
「言ったよな、こないだ。入れたらあかんって。なんで入れてんの」
『…ご、ごめん…なさい…』
泣きそうになりながら声を振り絞った。折原さんが私の近くに寄ってきてくれて肩を支えてくれた。
「…あ、いや…ごめん。泣かすつもりやなくて…！今日は許すけど、出張から帰って来たら覚悟しといてな？」
覚悟…！？
何かされるのかな、めっちゃ怒られるんかな…え、もしかして…
『っわ、別れたくない…っ』
「ぇええ！？ちゃうちゃう！！なんで別れると思うん。俺何があっても別れんよ。」
よかった…、本当に安心した。
怖かったあ…
「そんなことよりセンラああああ」
うるさ((
「なんや坂田」
「お前だろーが！ほんまに…人の彼女に近づくな！！しかもお酒飲むとか一番危ないやんけ。手出してへんよな？」
「手出してないわ！！ほんまにごめんって〜…まさか坂田にそんな独占欲があるとはなあ」
ど、どどどどどど独占欲…
さっき怒っていたのも全部独占欲…？
「……こんな独占欲強くなったんもAのせいやからな。正直今Aとセンラが同じ部屋にいるだけでムカつく……」
「ははっ…そうかそうか。じゃあもう俺は帰るわ〜じゃあAさんまた明日〜！」
折原さんはちゃんと缶を持ち帰ろうとしている。しかも私の分まで。優しい。
『あっ…ありがとうございます！また明日〜！おやすみなさい。』
おやすみ〜と言いながら部屋を出ていった。
なんかやっと静かになった。少し気まずい。
「A」
『は、はいっ！』
「出張から帰って来たら…お仕置きが待ってるんで。あまあまにしたる。」
ちょっと何言ってるか分からないけどとりあえず返事をした。
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ちょこ - とてもよかったです！その後話がもっと欲しい！ (2023年2月9日 20時) (
レス) @page49 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
とーふさん - ベリーさん» コメントありがとうございます！泣かせてしまってすみません…私もお気持ちめっちゃ分かります。結婚っていう発表をされて表では素直に喜べるかもしれないけどやっぱり複雑な気持ちがありますよね… 心からおめでとう、と言えるようになりたいですね…！！ (2020年8月5日 18時) (レス) id: 2acb1394cc (このIDを非表示/違反報告)
ベリー(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いていました！いつか坂田さんにもこんな時期が来るのかなって考えて気付いたら泣いていました(TT)推しが結婚したらそりゃ悲しいですけどそれと同じ幸せになって欲しいって思ってるのできちんとお祝いできるように心構えを頑張ろうと思いました！ (2020年8月5日 15時) (レス) id: 41aafb00fe (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - とーふさんさん» それはよかったですwww (2020年7月12日 18時) (レス) id: 9ab20d91b2 (このIDを非表示/違反報告)
とーふさん - Aliceさん» はいww 夜更かし楽しかったです。 (2020年7月12日 12時) (レス) id: 2acb1394cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とーふさん | 作成日時：2020年7月12日 0時
