story106 * ページ20
家に着く。ドアを開けると……
『ああっ！電気消してないじゃん』
「うわああああ、ごめんA！！許してくださいお願いします…」
ごめんなさい、と謝る坂田くんが可愛い
『ふふ、だいじょーぶ！そんな謝らないで笑』
「うわぁ、ほんまごめん。A優しい…」
『いやいや、そんな。じゃあ中入る？』
流石にこれでバイバイは嫌だったから坂田くんを中に入れた。ほぼ強制的に。
「……たとえセンラでも今みたいにホイホイ中に入れたらあかんで？」
『え、そうなの？』
こう私が答えるとわざとらしくため息をついた。
「……マジで心配なんだけど。」
『……？』
え、あ、今私怒られてるのか…？
「鈍感にも程があるで、A。誰が見ても口を揃えて可愛いって言うくらい可愛いんやから。」
『え、私全然鈍感じゃないけど』
「どの口が言ってんねん！！お前は鈍感中の鈍感や！！」
坂田くんの話を「ふーん」くらいのテンションで返して私は台所へご飯の用意をしに行った。
「出張から戻って来たら引っ越しするか。」
『うん…！出張がんばる〜』
坂田side
Aの出張の相手がセンラ。
これは喜ぶべきなのか。
でもなんか嫌かも。
センラかっこいいし。大人やし。
俺とは全然違うから…Aがセンラを好きになってしまったらどうしよう。
しかもAは鈍感だったり抜けているところがあったり…あと、何より可愛い。
男が求めているものは全て揃っているのである。
『えへへ…坂田くんと同居楽しみ〜』
「楽しみだね〜！」
あーもう天使だ。可愛い。
見てるだけで癒される。
「Aこっちきて」
そう言うと、Aはとことことこっちに寄ってくる。
『ん、何？』
首をこてっとかしげる。可愛い。
そんなAにそっとキスをした。
角度を何度も変えて。
『…ん…んん……っ』
Aの後頭部を片手で押さえてもう片方の手は背中に回した。
Aは俺の胸に手をおいている。
苦しいのか胸を押されたため、唇を離した。
『きゅ、急すぎじゃん！！』
「俺は足りないくらい。」
『足りないおじさんだあ〜〜』
「Aはあれで満足したん？」
Aは下を向いて何も言わない。
…マジで可愛い。
『…もっかいしよ。』
答えを聞いた瞬間、Aの唇に吸い付くようにキスをした。
今度は深く。大人なキスを。
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ちょこ - とてもよかったです！その後話がもっと欲しい！ (2023年2月9日 20時) (
レス) @page49 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
とーふさん - ベリーさん» コメントありがとうございます！泣かせてしまってすみません…私もお気持ちめっちゃ分かります。結婚っていう発表をされて表では素直に喜べるかもしれないけどやっぱり複雑な気持ちがありますよね… 心からおめでとう、と言えるようになりたいですね…！！ (2020年8月5日 18時) (レス) id: 2acb1394cc (このIDを非表示/違反報告)
ベリー(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いていました！いつか坂田さんにもこんな時期が来るのかなって考えて気付いたら泣いていました(TT)推しが結婚したらそりゃ悲しいですけどそれと同じ幸せになって欲しいって思ってるのできちんとお祝いできるように心構えを頑張ろうと思いました！ (2020年8月5日 15時) (レス) id: 41aafb00fe (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - とーふさんさん» それはよかったですwww (2020年7月12日 18時) (レス) id: 9ab20d91b2 (このIDを非表示/違反報告)
とーふさん - Aliceさん» はいww 夜更かし楽しかったです。 (2020年7月12日 12時) (レス) id: 2acb1394cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とーふさん | 作成日時：2020年7月12日 0時
