わたしを、愛して。【あ.ほ.の.坂.田.】

story98　甘い。 ページ12

「んー…じゃあお風呂入るか。俺先いい？」


付き合って初な気がする、お泊まり。
全く心構えできてない。どこか緊張している自分がいる。


坂田くんはまだそんなことしないと思うけど……。


『え、あ…ふ、服はどうしたら…』

「あーそっか。じゃあ、これ着てくれれば…。一応一番ちっさいやつなんだけど」


坂田くんから渡された服を自分の体に当ててみる。いや、でかい()


「んー笑 ごめんやっぱおっきいよなぁ…許してぇー」

『ふふ、大丈夫大丈夫！小さいよりかはマシ。じゃあお風呂いってらっしゃい』



〜〜〜〜

お互いお風呂タイムを終えた。

服がすごく…すごい()
坂田くんの匂いがする。

服がすごく大きいことに謎にドキドキする。


「今日は俺が誕生日だから…」

『うん、どうぞ好きにしてください笑』


「それって…何してもええってこと？」


これはいいよ、と言ったらどうなるんだろう。何をするつもりなんだろう。


「じゃあいいってことで。」



坂田くんはキスをしてきた。
でもそれはいつもとどこか違っていた。

唇の隙間からヌルッと舌が口内へと入り込み、舌と舌が絡み合う。

これを何と呼ぶのかくらい知ってたけど正直初めてだ。

『ん……う……』


口の中をかきまわされる。
溶けてしまいそうなくらいに甘くされる。


慣れているように感じる。
追い付かなきゃ、と思っても坂田くんのされるがままで追い付くなんて不可能に近かった。


『さ……さか、たく…』

「……優って呼んで？」

『ゆ…ゆぅ……』


……長い。もう、頭がぼーっとしてきた。おかしくなりそう。キスをしただけなのに。

犬みたいだと思ったことが嘘のよう。
今ではまるで……



______狼のようだ。



何か溜まっていた…？と心配になってくる。それともこれが普通なのか。


もう苦しくなって坂田くんの胸板を押すと唇が離れた。


銀の糸がツーとできて…切れた。
もう、どちらのものか分からない。


『はぁ…はぁ…死んじゃう…っ』

「…こんなんで死んじゃだめ。」


こ、こ、こ、こんなん！？！？
これの上に何があるんですか？え？？


「ごめん、ちょっと今日の俺おかしくなってる。」


〜*〜*〜*

順位上がってる…お星様の数も…本当にありがとうございます、嬉しすぎます。

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