story85 ページ39
甘い時間を過ごしたあと。
「やっと付き合えたのに、もう帰らなあかんのか……」
今まではほんの少し隙間のあった坂田くんと私の間も今はほぼ無い。
こんな歳で恋人繋ぎなんてと思ったけれどしてみたらやっぱりいいもので。
「あ！！！合鍵！！！」
『あ………』
合鍵貸してたの忘れてた。
まあでもこれもこれで
『返さなくていいよ。坂田くんにあげる。いつでもうち来て』
「え、…………いいの…？」
『うん。これからも会いたいし。』
無くされないかだけは不安だったけど坂田くんなら大切にしてくれるだろう。
「言ったな……？もう俺の第二の家みたいになるけど？」
『そうしちゃって笑。もう泊まる勢いでっ！』
家に帰ったら坂田くんがいるとか……想像しただけで疲れ吹っ飛んじゃう。
『実は高校の時からずっと坂田くんのこと好きだったの。やばいよね』
「え！？今まで？？長っ！！冷めんかったん？」
『そんなそんな。昔のように会えなくてもほぼ毎日放送あるし、画面の中にも…ライブでも。もう、好きになっていく一方だったよ』
どんどんかっこよくなっていく坂田くんに夢中だったあのとき。
どんどん変わっていく坂田くんを見て、複雑な気持ちがあったけれどそれでもずっと好きだった。
「両想いやったってこと……！？マジか…ライバルいすぎてひびって出来んかったなー告白。」
『ライバル…？まあ、私も告白とか出来なかったし。今の私の方が死ぬほどライバルいますけど』
日本中に溢れてますけど()
あなたリアコ製造機なんだからまったく。
「あーまあ……、でも俺はAが一番。坂田家の子達は好きだけどそれとこれとは違うから。」
『…ん、私も坂田くんがいちばん』
あなたの一番になれたこと、
あなたの隣にいられること、
あなたと出会えたこと…全部嬉しくて
「A、愛してる。」
『私も愛してる。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 261人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みくに - 観覧車……私も習いました。観覧車って、長いようで一瞬ですよね。もう回れよ回れ！ でも下には着くな！ って感じで。夢中で読み進めました。ふわふわしてて、甘酸っぱくて、かわいい、本当に素敵な作品をありがとうございました！続きを読みに行ってきます。 (2021年5月16日 6時) (
レス) id: 024e5ce5c0 (このIDを非表示/違反報告)
とーふさん - 三間居間南三軒さん» 名前どーしたwww うおおおおおテスト期間に入ってしまうううう…頑張ります((( 1コメありがとよ(やらせ感) (2020年7月1日 18時) (レス) id: 2acb1394cc (このIDを非表示/違反報告)
三間居間南三軒 - あ"あ"あ"！好きですううううう！！！！更新楽しみにしてます！頑張ってください！！！！ (2020年6月30日 20時) (レス) id: 58cba98cf2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：とーふさん | 作成日時：2020年6月9日 21時
