46話 大好き ページ4
それからは怒涛の毎日だった気がする。
テレビ、メディアには毎日報道されたし、テレビ出演や仕事の依頼もたくさん増えた。
さすがにこの状態で見習いマネージャーを続けることができないから、やめさせてもらったけど。
「…お疲れ様。」
「ありがとう栄香。」
みんな、大好き。
私をいつまでも待ってくれていたファンの皆、私を支えてくれた親や仲間。全部私は大好き。
こんな心が暖まったのはいつぶりだろう。
忙しいがこんなに幸せだと思った事は、最後にいつ思ったっけ?
私にとってここが居場所であり、生きる場所。
ステージに立ちたい。その反面少し恐怖もある。
あの事件が起きたのは、ライブの後だったから。
「…早く、みんなに会いたい。」
「そうだね。私も、早くステージに立つcohaに会いたい。」
栄香は優しく微笑んだ。
「ライブ、行きにくくなっちゃったけど…」
まぁ、良いよね。
大好きなみんなにまた会えるかもしれないんだから。
109人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちょこ2(パソコン変わりました≪元ID 5ad0b4ef6a≫)) - この作品好きです!ゆっくりでいいので、御自身のスピードでいいので続き楽しみに待ってます! (12月7日 13時) (レス) @page12 id: c7ac99c812 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:朧月 天音 | 作成日時:2021年4月27日 0時