君と対等になれたら【TOP4】 (ページ9)

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ガ「……ねぇ、明日も遊べる？」

止まって俺を見ながら言うガッチさんに、俺はわざと悩むふりをした。

「…………遊べ…」

ガ「………ないよね」

「ます！！」

ガ「遊べんのぉ？どっちよ……じゃあ明日も一緒にゲームしよ！農園集合で！」

笑いながら言うガッチさんに俺は返事を返し、やがて城に帰ろうとした。帰っている途中に、ガッチさんが大声でまって！！と俺を止める。俺は振り返り、走ってきているガッチさんを待つ。

ガ「これ！忘れてた…」

そういいガッチさんが出してきたのは、13本のバラ。俺はバラを受け取り、そそくさと手を振って帰って行くガッチさんを見守った。

「……またバラ？笑」

俺は独り言をこぼし、裏庭から自分の部屋へと戻る。花言葉を調べると、"永遠の友情"。俺は嬉しくなり、バラを部屋に飾った。

「……永遠の友情…か。」

俺はバラを見つめ、微笑みかける。友達ができたのはほぼ初めて。明日は何もするのか、考えただけでワクワクする。

そんなこんなで時間はどんどんすぎていき、一ヶ月が経った。

そして、悲劇は起こる。