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◇
「Aさんっ」
『千冬くん！ 今日も来てくれたの？』
「もちろんっす。少しでもAさんといたいんで来ちゃいました」
HRが終わり、高校の正門に千冬の姿を見つけたAは笑顔を浮かべ駆け寄った。
部活に入っていないAは家のことがあり、すぐに帰宅する。スーパーで買い物をする日が決まっており、その曜日を知った千冬はこうしてAを迎えにくることが多くなった。
すれ違わないようにと走って来たのだろう、額に少し汗が溜まっている。
「今日は買い出しの日ですよね。タイムセールの卵が売り切れちまう、行きましょう」
『千冬くん、ちょっと待って』
「Aさん？」
Aは手を引いて歩き出そうとする千冬を引き止め、ポケットからハンカチを取り出すと千冬の額の汗を拭う。
『寒くなってきたし、風邪引いたらいけないから』
「〜っ、ありがとうございます……！」
ふわりと笑うAに千冬は顔を破顔させる。
季節は夏を過ぎ、暑さのピークを過ぎてもうすぐハロウィンの時期である秋を迎える。
『ん、これでいいよ』
「ハンカチ、洗って返しますね」
『そんな気にしなくていいよ？』
「いえっ、俺がそうしたいんで！」
この花柄のハンカチ可愛いっすね！ とハンカチを握りしめる千冬に思わずAはくすりと笑う。
その笑顔にまた癒されながらも千冬は「帰りましょうか」と言うと、いつものように手を握り車道側を歩く。
Aは千冬の優しさに幸せを感じながら手を握り返した。
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ここ(プロフ) - 心花さん» コメントありがとうございます^_^ドキドキしていただけて嬉しいですっ。前作よりも甘さ増し増しになりますのでどうぞご注意ください(≧∀≦) (2021年12月20日 15時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
心花(プロフ) - おっふです。めっちゃドキドキする 自分も緊張でどうにかなりそうになるw (2021年12月19日 21時) (レス) @page3 id: b923438558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年12月18日 23時
