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◇
名前を呼んだところで現れるはずない、そう思っていたのに。
「Aさんっ！！」
座り込んだ私の目の前にいるのは不良ではなく、会いたいと願った千冬くんだった。
『ち……ふゆ…くん……？』
「もう大丈夫ですっ、俺がいます」
『千冬、くん……ほん、もの……？』
幻でも見ているのかもしれない。
千冬くんの頬に手を伸ばすと、暖かい体温を感じた。
私の伸ばした手に千冬くんの手が触れた瞬間、涙が溢れた。
突然泣き出した私に千冬くんは一瞬大きく目を開くと、優しく微笑んでゆっくりとやさしく私を抱きしめた。
「怖かったですよね。でももう大丈夫ですよ」
『ちふ、ゆくん……っ』
「Aさん、もう何も心配いりませんよ」
背中を優しく撫でてくれる千冬くんの手に涙が止まらない。
男の子の前では強がっていたけど、本当はとても怖かった。
千冬くんが来てくれていなかったら、きっと私は無事じゃなかった。
泣きじゃくる私に千冬くんは「俺がいます、だからAさんはもう大丈夫です」と囁きながら抱きしめてくれていた。
気づけば私は千冬くんの胸の中で泣き疲れて眠ってしまっていた。
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ミニチョコ - 続編楽しみにしています。頑張って下さい！ (2021年11月3日 16時) (
レス) @page36 id: d7cfa57fb6 (このIDを非表示/違反報告)
千冬推し - あぁーヤバいめちゃくちゃキゥンキュンしたしかも私千冬推しだからめっちゃこの作品すき。めちゃくちゃ続きがみたい! (2021年10月27日 22時) (レス) @page35 id: 6e26b204b5 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころもち - なんと〜(ʘᗩʘ’)続きが〜〜〜！！気になりすぎます〜！！！！！ (2021年10月22日 7時) (レス) @page35 id: dbb9ff8084 (このIDを非表示/違反報告)
アンズ - 続きを下さーいぃぃぃぃぃぃ！！！！ (2021年10月19日 23時) (レス) id: 1e13ba2df3 (このIDを非表示/違反報告)
まいう〜！ - き咲ィィィィィィィィィィィィィィィ!!!! (2021年10月13日 19時) (レス) @page35 id: c62e9bede7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年8月20日 13時
